見出し画像

いつまでも、デザイナーとして挑戦し続けたい。私が次の挑戦の場としてビズリーチを選んだ理由。

All Visional

今回は、2021年9月に株式会社ビズリーチにキャリア入社し、現在は、「ビズリーチ」の会員様がご利用するプロダクトのデザインチームのマネージャーを務める児玉奈緒さんにインタビューを行いました。

児玉さんが働くうえで大切にしている価値観や、今後、ビズリーチで挑戦したいことについて聞きました。


プロフィール

児玉 奈緒/Kodama Nao
広告代理店系プロダクションにWebデザイナーとして入社後、企業のWebサイトやアプリの新規立ち上げ、改善施策の企画〜設計に携わる。2021年、株式会社ビズリーチに入社。「ビズリーチ」における会員様向けのプロダクトデザイン、チームマネジメントを担当。


約18年務めたプロダクションから、ビズリーチのインハウスデザイナーへ。

──はじめに、これまでのデザイナーとしてのキャリアについて教えてください。

もともとは紙媒体のデザイナーとしてキャリアをスタートして、その後、インターネットなどのデジタル領域に興味を持ち、Webデザイナーへ転向しました。3社目となる広告代理店系のプロダクションには、18年ほど勤めていました。私のデザイナーとしてのキャリアは、この3社目が中心になるかなと思っています。

その会社におけるキャリアの前半は、Webデザイナーとして、いろいろな業界のお客様の案件を手掛けていました。後半は、途中で育休を挟みつつ、マネジメントと並行しながら、リサーチを含めたUX領域にデザインの対象を広げていきました。

──UX領域に挑戦するきっかけは、何かあったのでしょうか?

クライアントワークなので、基本的には、案件を受注するためのコンペに参加することから仕事が始まります。その勝率を上げようと思うと、例えば、お客様企業が向き合っている市場や、その事業のビジネスモデルを理解することに加えて、その事業のユーザーについてお客様以上に深く理解することが重要になります。

もともとはWebデザイナーだったのですが、お客様以上に深くユーザーを理解することの大切さに気付き始めてから、次第にUX領域に興味を持ち、少しずつ専門性を磨いていきました。ユーザー中心で設計することは、今も強くこだわっている部分です。

──続いて、ビズリーチへ入社を決めた経緯について聞かせてください。

次の挑戦の場について考えた時に、制作会社と事業会社の選択肢があったのですが、自分のスキルを活かせるのは前者だと考えており、はじめは事業会社という候補はあまり考えていませんでした。

そんな時にビズリーチからお声がけをいただき、実際に採用担当者の方に会ってお話しするなかで、自分のこれまでの経験を事業会社でも活かせることを知りました。キャリアにおける新しい選択肢に気付かせてもらえて、とても驚いたのをよく覚えています。

またその時に、Visionalグループについてのお話をお聞きしました。「ビズリーチ」をはじめとしたHR Tech領域の事業を手掛けるだけではなく、グループとして、M&A、物流Tech、サイバーセキュリティなど、いろいろな領域における課題の解決に挑んでいる、というお話を聞いて、グループ内の大小様々な事業を横目に見ながら働けるのは、とても面白そうな環境だなと思いました。

──転職活動で会社を選ぶうえで、何か意識していた点などはありましたか?

自分が40代ということもあり、自分と同年代のデザイナーがどのように活躍しているか、という点は気になっていました。面接の場でその質問をすると、三井(拓郎)さん(佐々木)奈央さんをはじめ、まさにVisional Wayのバリューの1つである「変わり続けるために、学び続ける」を体現するように、いつまでも学び変化しながら活躍し続けているデザイナーの方たちを紹介していただき、そうした働き方にすごく共感しました。

また、選考過程で、プロダクトマネージャーの山﨑(吉倫)さん(ビズリーチ事業部 プロダクト統括部 統括部長)と酒見(憂)さん(ビズリーチ事業部 プロダクト統括部 プロダクトマネジメント部)とお話ししたのですが、その時に山﨑さんから聞いた「意思を持って取り組む」というお話がすごく印象に残っています。

クライアントワークだと、まず第一にお客様の意向があって、それをいったん受けてからご提案をすることが多いのですが、やはり、事業会社で働くうえでは「意思を持って取り組む」というマインドがより重要なのだと感じました。

──前職で約18年間クライアントワークの経験を積んできた児玉さんにとって、事業会社にチャレンジするという決断は、それなりに勇気がいるものだったのではないかと想像しましたが、いかがでしょうか? 

もちろん不安もありましたが、面白そうという気持ちのほうが強かったですね。前職のクライアントワークの中でも、お客様の成果を最大化するための挑戦に面白さを感じていたので、事業会社という自分にとって新しい環境で、また新しい挑戦ができるのであれば、ぜひチャレンジしたいという気持ちが強かったです。

──最終面接では、どのようなことを話しましたか?

(田中)裕一さんとお話ししたのですが、お会いする前から、いろいろな記事でデザイン・フィロソフィー「We DESIGN it.」について読んでいました。

もともと、Visionalが大切にしている「私たちがデザインをする対象は、すべてです」という考え方や、「5つの約束」の中の「ユーザー中心」という言葉にはとても共感していて、裕一さんとお話しするなかで、そうした考え方を事業づくりを通して体現しているお話を聞いて、改めてその気持ちが強くなりました。

一方で、私のイメージとして、特にビズリーチ事業は、既に完成された事業という印象があったので、今このタイミングでジョインしていろいろな挑戦を楽しめるのだろうか、という疑問もあったんですよね。

その時に裕一さんから、「事業が成長していくなかで、それぞれのステージごとの新しい課題が生まれていく」というお話を聞きました。そして、株式会社ビズリーチが実現を目指しているキャリアインフラ構想のお話なども聞いて、きっとこの会社には非常に多くの挑戦の機会があると思い、入社を決めました。


打席に立つ回数を増やすことで、非連続な成長を実現するホームラン施策を目指す。

──実際に入社して、驚いたことや感じたことがあれば教えてください。 

私が所属しているビズリーチ事業部は、ビジネス開発職のメンバーをはじめ、エンジニア、プロダクトマネージャーなど、非常にたくさんの仲間が集まっている組織です。また、「ビズリーチ」をご利用いただいている企業様、会員様も非常に多いです。そうしたすごく大きな規模のサービスなので、その分この事業に携わるうえでの社会的な責任も大きいと感じています。

会員様向けの認証基盤構築に伴いログイン画面を刷新

また、それぞれの施策に対する反応を、定量的な数値データとしてモニタリングする仕組みが整っていて、前職でクライアントワークをしていた時は立場上なかなか触れることができなかったようなデータも多いです。多くの方が集まるサービスだからこそ、たくさんのデータが蓄積されており、こうしたリアルな反応を見ながらプロダクトづくりに携わることができる環境にも、すごく面白さを感じています。

──選考中、山﨑さんから「意思を持って取り組む」というお話が印象に残っていたとのことですが、この点についてはいかがでしたか?

事前にお話は聞いていたものの、やはり前職までとは、起案の流れや意思決定のプロセス、各施策に優先順位を付ける基準が大きく違いましたね。

それぞれの局面においてどのように意思決定するか、についてで言うと、社内で議論している時に、採用企業様や会員様にとっての「価値」というワードがすごくよく出てきます。これは、Visional Wayの「価値あることを、正しくやろう」というバリューを、全員が第一に考えながら事業づくりに取り組んでいるからなのだと思います。

他にも、施策によっては、それを市場に届けるべきベストなタイミングというものがあって、その実現のためにスピード感をもっていろいろな壁を突破していかなければならない局面も多いです。そうした時に、優先順位を付けたうえで一気にスピード重視で動く姿勢は、とてもこの会社らしい働き方なのだと思いました。

──児玉さんは、「ビズリーチ」の会員様がご利用するプロダクトのデザインマネージャーを務めていますが、このプロダクトに携わるうえで意識していることがあれば教えてください。

一言で会員様といっても、年代、業界、職種はそれぞれ異なり、その人それぞれのキャリアの課題があると思っています。また、それは、サービスをご利用いただいている採用企業様にも同じことが言えます。

よく事業部内では、いろいろな人が集まる「街」に見立てて話しているのですが、「ビズリーチ」はそうした場であるからこそ、一面的なコミュニケーションで済ますのではなく、それぞれの会員様、企業様にとってふさわしい体験を個別にご提供していきたいと考えています。それこそが、「ビズリーチ」のようなデジタルのプロダクトだからこそ成し得ることだと思っています。

──現在、チームとして向き合っている課題について教えてください。

安定的な成長はもちろんですが、今後キャリアインフラ構想を実現していくためには、非連続な成長を実現していかなければなりません。そのブレイクスルーの足掛かりを、プロダクトの施策として作れないか模索しています。

そのためには、既存の仕組みを改善するだけではなく、次々と新しいアプローチを試していかなければいけません。そのようにしてどんどんチームメンバーが打席に立つ回数を増やしていくことで、ブレイクスルーに繋がるようなホームラン施策が生まれるのではないかと思っています。

最近の例を挙げると、先端技術を活用した、職務経歴書の入力体験の向上などに取り組んでいます。こうした一つひとつの新しい施策の積み重ねが、「ビズリーチ」を通して生まれるマッチングの質の向上に繋がり、それがサービスの飛躍的な成長に繋がっていくと信じています。

ビズリーチは、会社としての規模は大きくなりましたが、今もスタートアップ的なスピリットは残っています。もし試して失敗してしまったとしても、フィードバックサイクルを回しながら次の挑戦に繋げていくような組織文化があるので、こうした環境を存分に活かしていきたいと思っています。

一緒に働くビズリーチデザイン2グループのメンバー

──他に、今後チャレンジしたいことなどがあれば教えてください。

これまでの経験を活かしながら、今のビズリーチの組織に合った新しい仕組みづくりに挑戦していきたいと思っています。

現在既に、定量的なデータをもとに施策の成果を振り返る仕組みはあるのですが、一方で、定性的なデータを通して本質的な課題を発見して、そこから生まれた仮説を検証するサイクルは、まだしっかりと実現できていないと思っています。

例えば、これから転職を考えている方へインタビューすることで得られるデータには非常に大きな価値があり、そこに、これから事業をより大きく成長させていくためのヒントや手掛かりがあるかもしれません。

前職で、そうした定性的なデータを組み合わせて成果に繋げた経験があるので、その時の経験をもとにしながら、今の組織にも新しい仕組みを導入して、うまく回るようにしていきたいですね。

もしかしたら今この記事をお読みいただいている方は、ビズリーチ事業は既にできあがっているものだと思うかもしれませんが、このように、まだまだやれること、今のフェーズだからこそやるべきことは、本当にたくさんあります。会社全体として、キャリアインフラ構想の実現に向けて大きな山を登り続けている途中なので、きっとこの会社には、まだまだ数え切れないほどの挑戦の機会があると思っています。


関連記事


Visionalのデザイナーや、デザインに関する最新情報は、デザイナーブログやTwitterで発信しています。こちらもぜひご覧ください。

Visional Designer Blogは、こちら

VISIONAL DESIGNのTwitterは、こちら


この記事の執筆担当者

松本 侃士/Matsumoto Tsuyoshi
1991年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2014年、音楽メディア企業に新卒入社し、音楽雑誌・ウェブサイトの編集や、採用などを経験。2018年、株式会社ビズリーチへ編集者として入社。現在は、ビジョナル株式会社の社長室で、Visionalグループ全体の採用マーケティング施策を担当している。


「All Visional」Twitterは、こちら


この記事が参加している募集

オープン社内報

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!