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私がトラボックスで働き続ける理由。育休復帰後も変わらず挑戦の幅を広げ続けていく。

この記事では、トラボックス株式会社における働き方やキャリアについて紹介します。

今回、コーポレート部・コーポレートグループの鈴木香緒理さんにインタビューを行い、トラボックスへのジョインを決めた理由や、産休・育休を取得した際の経験、子育てを含めたプライベートと仕事の両立などについて聞きました。


プロフィール

鈴木 香緒理/Suzuki Kaori
大学を卒業後、新卒でパーソルキャリア(旧インテリジェンス)に入社し、「doda」のキャリアアドバイザーからキャリアをスタート。アプリエンジニアやITコンサルタントの方々の転職支援に携わる。その後、エンジニア専任のリクルーティングアドバイザーとして主にスタートアップの採用支援に携わり、エンジニア採用イベントの企画・実行を行う。2017年に人事としてキャリア採用部に異動し、営業、マーケティング、エグゼクティブ、エンジニア等の様々なポジションの採用とマネジメントに加えて、人事本部選任のHRBPも担当。2021年10月よりトラボックス株式会社に入社し、ビジネス・プロダクト領域の採用・HRBPに携わる。2022年9月から2023年4月にかけて産休・育休を取得し、2023年5月よりフレックス制度を活用しつつフルタイム勤務にて復職。現在は、採用、組織開発(MVV策定、Value浸透施策立案、運用)、労務等の人事業務全般(評価運用等)に携わる。


初の転職。譲れなかった軸は、子育てを含めたプライベートもキャリアも妥協せず挑戦し続けること。

──はじめに、トラボックスに入社したきっかけについて教えてください。

2017年に株式会社ビズリーチが主催するピザパーティーに参加した際に、現在はビジョナル株式会社で人事をしている方にお会いし、親しくなったことが最初のきっかけです。その方とは定期的にご飯に行く仲になり、2021年に「トラボックスで1人目人事を募集しているんだけど興味ない?」と声をかけてもらいました。

当時は特に転職について考えていたわけではなく、また、物流業界についての知識があったわけではなかったのですが、トラボックスのメンバーと面談やご飯に行かせてもらう機会をいただく中で、どんどん興味を持つようになりました。

──はじめから物流業界に関心があったわけではなかったとのことですが、どのようなお話を通じてトラボックスに興味を持つようになったのでしょうか?

実は面談でお話しする中で思い出したのですが、大学のゼミで、物流関係の会社と共同研究を行うなど、オペレーション工学を学んでいたこともあり、私のゼミの同級生はロジスティクス系の会社に就職する人が多かったんです。そうした意味で、物流は私にとって身近なテーマでしたし、それ以降、街中を行き交うトラックや普段利用するネットショッピングをはじめ、日々の生活の中で物流、および物流にまつわる課題を意識することが増えていきました。

また、面接でお会いした南(壮一郎)さん(Visional代表)に、Visionalが物流業界へ参画することを決めた理由について聞いたことも印象的でした。ビズリーチを創業し、大きく成長させてきた南さんだからこその説得力があり、物流業界に対する関心が高まるきっかけとなりました。

──鈴木さんにとって初めての転職だったと思うのですが、最終的な決め手はなんだったのでしょうか?

「社会的意義のあるサービスであること」「やりがいを持てる仕事内容」「人」の大きく3つが挙げられます。

人事として入社するにあたっては、その会社の事業・サービスについて採用候補者様にお伝えする上で、自分自身がその事業やサービスに社会的意義や価値を感じられるかどうかが重要だと考えていたので、トラボックスが向き合う課題に心から共感できたことは大きなポイントでした。

また、1人目人事として経営に近い立ち位置から、社会の課題に向き合い、事業・組織を大きくしていくフェーズにもワクワクしました。

人については、面談でお会いする様々な職種・役割のメンバーが皆さんとても魅力的で一緒に働きたいと思えたことと、特に心動かされたのは、当時の社長に、妊活中であることを打ち明けた際に理解を示してもらえたことです。人事というポジションに対する候補者の一人としてではなく、「トラボックスには香緒理さんが必要です。」と、一人の人間として向き合ってもらえたことがとても嬉しかったことを覚えています。

──Visional Wayのバリューの一つに「事業づくりは、仲間づくり」があるように、とてもVisional、トラボックスらしいエピソードだと思いました。

そうですね。会社として人や組織をとても大切にしていることが伝わってきましたし、自分自身もそのカルチャーづくりに貢献したいと思うことができました。

また、入社してから、トラボックスがお客様と想像以上に強固な信頼関係を築けていることに驚きました。トラボックスでは全国各地でお客様を集めた交流会を定期的に実施していて、私も東京・大阪・名古屋と過去3回参加したのですが、イベント会場で「トラボックスがないと仕事が回らなくなるんだよ。」と声をかけてもらえると、本当にお客様から愛されているプロダクトなんだなと改めて実感できます。普段の業務ではなかなかお客様と接する機会がないので、こうしたお客様と交流できる機会があることがとても嬉しいです。

──面談時に妊活中であることを打ち明けられたとのことですが、子育てをしながら大きなチャレンジができるという観点も鈴木さんにとっては重要なポイントだったのでしょうか?

はい。早く子どもが欲しいけれども、同時に自分のスキルも向上したいと思っていたので、その理解を得られるのか、育休取得後も柔軟な働き方ができて大きな仕事に挑戦し続けられるか、は今後のキャリアを検討する上で一つの重要なポイントでした。前職は数千人におよぶ大きな組織だったので、もし次に別の会社でチャレンジするのであれば、より小規模な組織で、広い視点で人事を経験してみたいという想いがあったものの、子育てをしながらチャレンジできる環境を求めていたため、あまりにもハードすぎる環境は避けたいと感じていました。

そんな中、トラボックスは、小規模な組織でスピーディーな事業成長を求めつつも、残業を良しとする文化はなく、メリハリをつけた働き方が浸透していると聞き、安心することができました。



仲間たちの理解とサポートを得た柔軟な働き方を通して、新しい挑戦を重ねていく。

──実際に入社した後は、どのようなことにチャレンジしてきたのでしょうか?

想像以上に様々なチャレンジができています。例えば、採用においては、まだ確立された型がないこともあり、採用予算策定からツール選定など、様々なことを自分で決める裁量があります。

また、産休を経て復職した後は、会社のミッション・バリューの策定など、採用以外の領域にチャレンジする機会をもらい、さらには、法務・総務などのコーポレート関連の業務まで自分が担当する領域を広げることができています。

コーポレート関連の業務においては、これまで経験してこなかった人事領域以外の実務にも携わり、業務の全体像を把握した上で仕組み化していくという、よりチャレンジングなミッションに挑むことができました。申請・承認業務や購買管理・評価運用等の幅広い仕事を一つひとつ正確に対応していくことは決して楽ではありませんでしたが、それぞれの経験が全て私のキャリアにとってとても貴重な経験になると思っています。

──きっと、入社前に想像されていた以上に多様な経験を積まれているのだと思いました。

一人が担う範囲が必然的に広くなる組織の規模感と、意志ある人に積極的に新たな機会を提供するトラボックス、Visionalならではの風土が掛け合わさり、こうした次々と新しいことにチャレンジできる環境があるのだと感じています。

──子育てを含めたプライベートとの両立については、実際に入社してどのように感じていますか?

入社して丸3年が経ちますが、その間に産育休を8ヶ月(2022年9月〜2023年4月)取得しました。残業時間は少ないと聞いていましたが、産育休に入る前、19時まで残っていた際に自分が最後の退勤になりそうで慌てたことがあり(笑)、良い意味で衝撃を受けました。

私の上司も子育てをしていて、保育園のお迎えのため17時に退勤することもあるのですが、周囲もそれを自然なこととして受け入れていて、こうした環境はとても魅力的なものだと思っています。

──産育休から復職した時に感じたこと、また、その後の働き方についてはいかがでしょうか?

良い意味で変化の激しい会社なので、戻った時にどのような会社になっているんだろうという気持ちはありましたが、働き方の観点では、上司をはじめ子育てをしながら働く社員が多かったので、特に不安なく戻ることができました。

現在トラボックスでは、Visionalグループとしての共通制度で、週3出社、フルフレックス制の働き方となっています。復職当初、出社の際は9時半〜10時の間に出社し、17時半に一度家に帰り、家で残りの仕事をするという働き方をしていましたが、帰宅後は離乳食をつくったり、子どものお世話に想像以上に時間を取られ、なかなか仕事に時間を割きづらいことが分かりました。そこで、メリハリをつけるためにも、朝早く起きて仕事をしてからオフィスに出社するようになってから、次第にサイクルが上手く回り始めるようになりました。

──先ほど、子育てをしながら働く社員が多いというお話がありましたが、だからこそ、そうした柔軟な働き方に対して社内の理解があるのだと感じました。

実は私の子どもと私の上司の子どもが同い年で。出社日でも、「子どもが熱を出したので、今日は在宅勤務とさせてください。」といったことは珍しくありません。もちろん、基本的に出社日は出社するというのがルールですが、何かあった時は柔軟に受け入れてくれる風土があるので、安心して働くことができています。

また、子育てをしながら働く社員が多いことと関連するのですが、子どもがいるからといって特別扱いされないのも大きなポイントだと思います。変に気を遣われて仕事が振られないといったことは一切なく、家庭の状況にかかわらず対等に接してもらえるのは、私にとってはとても働きやすい環境だと感じています。

──仕事をする上で大切にしていること、意識していることがあれば教えてください。

より多くの時間を仕事に費やすのではなく、限られた仕事の時間の中で創意工夫しながら新しいことに挑戦することを意識しています。

忙しくなるとついつい緊急度の高い仕事を優先して重要度の高い仕事が後回しになってしまうこともあるのですが、上司の時間を借りつつ改めて長期目標を意識して優先順位の見直しを行っています。

また、自分にとっては子どもと離れたプライベートの時間も大切なので、家族と上手く家事・育児を分担して、趣味のテニスをしたり、ヨガに行ったり、同僚と飲みに行ったりする時間をとり、意志を持ってメリハリをつけるようにしています。また、現在はオンラインの大学にも通っているため、仕事とは違う観点で新たな知識を得ること自体が気分転換にもなり、自分の視野を広げることに役立っています。

──今後、トラボックスで新しく挑戦していきたいことなどがあれば教えてください。

今は、HRBPとして採用や人材・組織開発など、会社として近々で必要とされていることをプロジェクト単位で進めている状況です。今後は、人事としてどのような組織をつくるべきかを定義し、短期的ではなく中長期的に、今後必要となるポジション・人物像を定めていかなければいけないと考えています。

そのためには、私自身が今まで以上に深く事業について理解する必要があります。以前、人事やコーポレートの業務と並行して、カスタマーサポートの業務改善プロジェクトに携わらせてもらったことがあるのですが、そのように事業の各プロジェクトに入り込むことで、事業理解をより一層深めていきたいと考えています。

──最後に、子育てをしながら仕事においても挑戦をしていきたいとお考えの方にメッセージをお願いします!

私はトラボックスへの入社が初めての転職で、将来的に子育てを含めたプライベートとの両立のことを考えると、転職せずに今の会社に残ったほうがいいのかなと思っていたこともありました。ただ、結果的に、トラボックスという新しい環境に飛び込んだことで、これまでにない機会と経験を得ることができました。

スタートアップのスピード感と裁量がありながら、かつ、Visionalの仲間たちからの手厚いサポートも受けられる環境がトラボックスならではの魅力だと思っているので、今後のキャリアや働き方について悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ私たちと一緒にチャレンジしていただけたら嬉しいです。


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この記事の執筆担当者

本田 沙貴子/Honda Sakiko
青山学院大学 総合文化政策学部卒業後、新卒1期生としてビズリーチに入社。新卒採用担当を経て、新卒事業(ビズリーチ・キャンパス)立ち上げのタイミングで法人営業を経験。その後、広報としてサービスおよびコーポレートPRを担当。2020年2月のグループ経営体制移行後は、ビジョナル株式会社 社長室 グループコミュニケーショングループにて、VisionalのグループPRや、サイバーセキュリティ領域などの新規事業PRに携わる。


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