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逆境から、新しい可能性を切り開く。オンライン研修を受講中の新卒社員にインタビューしました。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、Visionalでは3月末より、原則全社員が在宅勤務に移行しています。こうした状況を受けて、4月に入社した新卒入社の仲間たちは、自宅からオンライン新卒研修に参加しています。

残念ながら入社式は延期となってしまいましたが、4月1日、ビジョナル株式会社・代表取締役社長の南さん、株式会社ビズリーチ・代表取締役社長の多田さんから、動画メッセージが送られました。

また、人財組織開発グループの新卒3年目の櫨山さんを中心として、当初予定していたカリキュラムをオンラインで実施できる形にカスタマイズして新卒研修を進めることができました。

こうしてオンライン新卒研修が成立したのは、新卒入社の全員が主体性をもって参加したからこそ。新しく社会に足を踏み出したその日から、完全なリモート環境となったことは、きっと不安もあったことと思います。それでも、この新たな仲間たちは、この逆境をチャンスと捉え、自分たちから率先して、新しい取り組みや企画を推進してきました。

今回、新卒入社の仲間を代表して、山本幹太さん(ビジネス職)、坂本惇一郎さん(エンジニア職)、松永こころさん(デザイナー職)の3名にインタビューを行い、オンライン新卒研修期間について振り返ってもらいました。


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山本幹太さん
ラーメンが好きで、大学では、ラーメン愛好会を設立。全国20団体のラーメンサークルをまとめた「全日本ラーメンサークル連合」の運営にも携わる。


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坂本惇一郎さん
アメリカ出身。旅行が好きで、“海外旅行感覚”で国内の旅行を楽しむ。


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松永こころさん
学生時代、複数社でのインターンを通して、サービスの企画やアプリのデザインを経験。1日1枚のイラストを描くほど、絵を描くことが好き。


コミュニケーション量を増やし、同期同士の相互理解を深める

──新卒入社の皆さんは、はじめは、まさか入社初日から在宅勤務になるとは予想もしていなかったと思います。入社当初、オンラインで研修を受けることについて不安はありましたか?

山本:入社前から、ビズリーチは「大きな変化に向き合ってきた会社」「常に大きく変化している会社」であることは分かっていたので、今回のオンライン研修そのものへの不安はありませんでした。

ただ、研修の合間の雑談の時間などが減ることによって、オフライン環境下と比べて、同期同士のコミュニケーション量や相互理解の度合いが低下してしまうのではないか、という不安がありましたね。

坂本:こうした環境下において、社員の健康と安全を第一に配慮してオンライン研修を進めてくださったことは、とてもありがたいです。ただ確かに、かんちゃん(山本)も言うように、コミュニケーション面の心配はありました。

──そうした不安を、どのように解消しようと試みたのでしょうか?

山本:同期のメンバーが主体となって、積極的にコミュニケーションをするための取り組みを進めました。

その一つとして、それぞれが大切にしている信条や価値観を共有し合う「マイクレド共有会」を行いました。また、「マイクレド共有会」が終わった後、みんなのマイクレドをオンライン上で一ヶ所に集約することを提案しました。

そして、それをきっかけとして、派生的に同期同士の1on1が増えていきました。気軽に「マイクレド、読んだよ」「もっと深く知りたい」とコミュニケーションを取ることができるようになり、結果として同期同士の相互理解も深まったと感じています。

──その1on1では、実際にどのような話をしたのでしょうか?

坂本:かんちゃんと1on1をした時は、まず、旅行という共通の趣味が見つかって盛り上がりましたね。

また僕は、「新しい可能性を、次々と。」、つまり、「インターネットの力で、時代がもたらす様々な課題を、次々と新しい可能性(ビジョン)に変え、世の中の革新を支えていく」というVisionalのミッションに強く共感しているのですが、1on1を通して、自分と似た考え方や価値観を持った同期が集まっていることを知ることができました。

それだけでなく、課題に真摯に向き合う人や、何事も自分事として受け止めて行動する人がたくさんいることを知り、これからみんなと一緒に働けることが楽しみになりました。

──松永さんは、オンライン研修を受けてみていかがでしたか?

松永:最初の2週間は全職種共通の全体研修だったのですが、このオンライン環境下でも、積極的に自分の意見を発信する人が多くて、はじめは圧倒されてしまいました。当初は、そうした仲間たちと自分を比べてしまい、コミュニケーションへの苦手意識を感じていました。

ただ、そうした同期たちが研修に参加する姿勢を見ていて、「分からないことを分からないと言うこと」、つまり、疑問を共有することも、一つのコミュニケーションの形であると気付き、全体研修後のデザイナー研修では、積極的に発言するようにしています。

──同期の仲間たちから、大きな刺激を受けているのですね。

松永:同期だけでなく、先輩たちにも本当に助けられています。

はじめは、デザイナー研修で求められるアウトプットのレベルが高いなと感じ、この研修で初めてチャレンジすることも多かったので、不安な気持ちになることもありました。その気持ちを日報に書いたのですが、新卒で入社した先輩たちから「当時の自分もそうだった」という励ましの言葉をもらったんですね。

その言葉を素直に受け止め、さらに先輩たちに、「これまでビズリーチで作ってきた成果物や、今取り組んでいるデザインを見せてもらえませんか?」とお願いしました。先輩たちは私のリクエストに快く応えてくださり、さらにいろいろと質問を重ねるなかで、「Visionalで、どれだけ成長できるのか」、そして、その成長の道筋や目標をクリアにイメージすることができましたね。


オンライン環境下で感じた「仲間」を大切にする文化

──南さんを巻き込んだ懇親会も企画したそうですね。

山本:はい。もともと研修の一環で、南さんとの座談会が設けられていて、そこでお話する機会がありました。話の流れで、「もっと、南さんとお話してみたい」とお願いしたら、二つ返事で「やろう」と言ってくれました。

もしかしたら、通常時であれば、南さんと日程を調整するのに時間がかかってしまっていたかもしれませんが、在宅勤務期間中でのオンラインでの実施だったからこそ、懇親会の企画もスムーズに進めることができたと思います。

懇親会の内容については、同期にアンケートを行って決めていきました。「南さんのプライベートな一面を知りたい」という回答が多く、南さんにまつわるクイズ大会や、南さんに何でも相談できるコーナーを企画しましたね。

坂本:飛び入りで多田さんも参加してくれたのが嬉しかったです。二人の関係性も感じられて、とても楽しかったです。

山本:また、人財組織開発グループによる研修の最後に、お世話になった皆さんに感謝を伝えるサプライズ企画を実施しました。サプライズの準備をするなかで、ただオンラインの色紙にメッセージを書くだけでは少し味気ないと思い、デザイナーのここちゃん(松永)にイラストの作成のお願いをしました。

松永:人財組織開発グループの皆さんにはとてもお世話になったのですが、ただ、オンラインでしか会ったことがなかったので、はじめは個性を捉えるのに苦労しました。いろいろな写真から雰囲気を掴んだり、そこから連想できる色やイメージを散りばめながらイラストを描いていきましたね。


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人財組織開発グループへ感謝を伝えるサプライズ企画


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松永こころさんによるイラスト


──入社して約2か月、先輩や同期の仲間たちと過ごすなかで、特に印象に残っていることがあれば教えてください。

山本:入社して感じたのは、Visionalは「仲間」を大切にする会社であるということです。

ビジネス職研修のなかで、「他己紹介」というカリキュラムがありました。ペアになった同期についてヒアリングした上で、他のメンバーへ紹介する時間だったのですが、ただ単純にその人にまつわる情報を紹介していた、という人はいなくて。みんな、相手のことを自分事として語っていたんですよね。

仲間の夢を、まるで自分の夢のように語るメンバーもいて、とてもグッときました。感極まるあまり、泣きながら他己紹介する人もいれば、その話を聞いて涙ぐむ人もいて。

入社前から、Visionalは「仲間のために泣ける人」が集まっているとは聞いていたのですが、入社間もなくして、同期たちから「仲間」を大切にする文化を感じ取ることができました。

坂本:僕が印象に残っているのは、全職種共通で行ったグループワークです。データだけ与えられて、「この事業の課題は何か?」を考える、つまり、タスクありきではなく「課題を設定する力」を養うための研修だったのですが、ビジネス職やデザイナー職の同期たちとディスカッションを重ねるなかで、自分にはない観点などに気付くことができました。

何より、「課題解決」に惹かれて入社した自分としては、そうした同期たちと課題を特定するためのディスカッションに、とても刺激を受けました。

──最後に、今後の意気込みを教えてください!

山本:このコロナ禍の状況は、山か谷かと言われたら谷にあたるのかもしれません。しかし、谷を経験した分だけ、高い山に登ることができるのだと思います。だからこそ、目の前にある今できることに向き合い、後から振り返った時に「伝説の世代だ」と語り継がれるように、仲間とともに進んで行こうと思います。

坂本:オンライン環境下であっても、研修や先輩社員の背中から「不確実性の高い課題に向き合う」とはどういうことなのかを学んだり、オンライン会議ツールを通して、平時ではできないようなコミュニケーションもたくさん経験することができました。これからは、こうした状況だったからこそ得ることができた経験から学び、入社した瞬間から「変わり続けるために、学び続ける」というVisionalのバリューを体現した世代、といってもらえるよう活躍していきたいです。

松永:社会人1年目から在宅勤務を経験した世代は、今のところ、今年入社の私たちのみです。入社時から貴重な経験を積めたことは、デザイナーとして、今後活かすことができると感じています。出社してからも、この環境だからこそ発見できたことを大事にしていきたいと思います。

──本日は、ありがとうございました!

一同:ありがとうございました!


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このインタビューで語られた取り組みや企画は、新卒入社の仲間たちが主体的に動き、職種や入社年を越えて多くの仲間を巻き込むことで実現したものです。そうした行動は、まさに、Visionalのバリューの一つ、「その行動で、ブレイクスルー」を体現しているものだと思います。

これからも、「ALL VISIONAL」では、新卒入社の仲間の活躍を紹介していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


この記事の執筆担当者

松本 侃士/Matsumoto Tsuyoshi
1991年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2014年、音楽メディア企業に新卒入社し、音楽雑誌・ウェブサイトの編集や、採用などを経験。2018年、株式会社ビズリーチへ編集者として入社。現在は、人財採用本部・採用マーケティンググループで、「ALL VISIONAL」の運営などを担当している。


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