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あらゆる前提は、変えられる。私が「M&Aサクシード」を通して実現したい未来について。

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今回は、2021年11月に、Visionalグループの株式会社M&Aサクシードの代表取締役社長に就任した金蓮実さんに「パーソナルヒストリーインタビュー」を行いました。

半生を振り返りながら、金さんが大切にしている価値観や信条に迫りました。


プロフィール

金 蓮実/Kim Younsil(キム・リョンシル)
2003年、大学卒業後、株式会社リクルート(現:株式会社リクルートホールディングス)に入社。上海のブライダル事業立ち上げや採用事業の営業部長を経て、2013年に株式会社リクルートライフスタイル(現:株式会社リクルート)の取締役に就任。メディア事業の新領域における事業部長などを務める。2018年、株式会社プラザクリエイト本社に取締役として参画。2021年8月、Visionalグループのビジョナル・インキュベーション株式会社に取締役として入社。2021年11月、組織再編に伴い、株式会社M&Aサクシードの代表取締役社長に就任し、法人・審査制M&Aマッチングサイト「M&Aサクシード」の事業統括を担う。


「思考は現実化する」という信念をもって、固定化された前提に立ち向かう。

──はじめに、幼少期や学生時代のお話から聞かせてください。

小学校から高校まで民族学校に通っていました。日本で生まれ育っているにもかかわらず、高校3年生になるまで日本人の友達が一人もいない環境で育ちました。

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幼少期の写真

高校3年生の時、それまで自分が見ていた世界が大きく広がった体験がありました。街を歩いていた時に、日本人の女子高生が「その制服かわいいね」と話しかけてくれたのですが、当時の私は声をかけられたことに驚いたこともあり、そっけなく無視してしまいました。

その後、あの子に悪いことをしてしまったという後悔の気持ちが強くなりました。そして、その時に抱いた「自分の狭い世界に閉じこもらないで、もっと広い世界を見なければいけない」という想いを文章にまとめて、新聞に投稿しました。

その投稿に大きな反響があり、その中には「それぞれの世界をつなぐ架け橋になってほしい」という言葉もありました。それまで私は、高校を卒業後は、周りの民族学校の友達と同じ進路に進もうと考えていたのですが、その経験を経て、日本の大学を受験することを決意しました。

当時、私が通っていた民族学校に日本の大学に進学する生徒はほとんどいなかったので、周りからは反対の声もありましたが、父は私の選択を何も言わずに受け入れてくれました。

実際に日本の大学に入学して、私は初めて世界の広さを知り、同時に、自分の可能性が広がっていくのを感じました。数多くの学びや気付きを得ることができた大学時代は、私にとってとても大切な時間となりました。

しかし、一つだけ今でも後悔していることがあります。私が就職して間もない時、父が他界したのですが、「日本の大学に進学する」「日本の企業に就職する」という私の選択を影から支えてくれた父に、しっかりと感謝の言葉を伝えられていなかったのです。あの時から、「行動するなら常に今しかない」と考えるようになり、その考え方は今も大切にし続けています。

例えば、私自身の転職のタイミングや子どもの年齢などを踏まえた時に、「今しかない」と考え、すぐに計画して家族で世界旅行に出たことがありました。「老後でもいいや」という考え方もあったのですが、やはり「今」行動するからこそ得られる経験や学びは、その先の人生を見据えたうえでもとても貴重なものだと考えました。

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モロッコのサハラ砂漠で撮った娘とのツーショット

また、時間は有限ではあるけれど、それでもやるべきこと・やりたいことは全部やるという気持ちで、子どもを寝かしつけながら大好きな野球中継を聴いたり、サウナに入りながら思考を整理したりと、常に「Or」ではなく「And」で思考するようにしています。そうすることで、有限だった時間が無限になる。それが私が大切にしている考え方であり、生き方です。

──大学卒業後の経歴について教えてください。

新卒でリクルートに入社し、十数年にわたって様々な経験を積みました。上海で事業立ち上げに携わったり、2007年からはマネージャ―としてチームを預からせていただくようになりました。

その後、営業部長、子会社取締役、執行役員として事業づくりに挑戦しました。2016年にリクルートを退職した後は、プラザクリエイトで取締役を務めました。

──これまでを振り返って、最も印象的な出来事などあれば教えてください。

前々職で、黒字化は難しいと言われていた撤退寸前の事業に携わった時のことです。

当時の経営層は、私が事業部長に就くタイミングで既に事業撤退を決めていました。しかし私は、これまで事業部で努力を重ねてきた仲間たちのことを考えると、撤退するという前提で事業部長に就きたくないと考え、経営層に「黒字化は難しいのは重々承知のうえですが、一度、時間を区切ってでもチャレンジさせて欲しい。」と伝えました。そして、残された僅かな時間で黒字化を実現するための道を模索し始めました。

私は、「思考は現実化する」という言葉を座右の銘としています。当時の事業部の空気は決してポジティブなものではありませんでしたが、事業部の仲間たち一人一人に、「どうすれば黒字化を実現できるのか?」と問いかけ、一緒に意見を出し合いながら勝ち筋を探っていきました。

黒字化をイメージして行動していくことで、次第に、それまで暗い顔をしていた仲間たちが前を向き始めました。一人一人がこの状況を打破するために主体的に考え、行動し、結果的に、初の黒字化を実現することができました。私は、あの時に事業部の仲間たちと一緒に「黒字化は難しい」という前提を変えられたことを、決して忘れません。

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この話には続きがあります。黒字化を実現したものの、やはり、それ以上の大きな成長性はないという経営判断により、その事業が3ヶ月後にクローズすることが確定しました。

とても悔しい想いをしましたが、私が心を動かされたのは、残りの3ヶ月、クローズするその日まで、事業部の仲間たちが当時掲げていた目標を達成し続けるために、前を向き走り続けてくれたことです。

結果として、その事業は目標連続達成のなかで幕を閉じました。あの時に、「一緒に働く仲間たちに、二度とこんな思いをさせたくない」と心の中で強く誓いました。

──これまでの経験を通して得た、最も大切にしている考え方・価値観について教えてください。

私は、「あらゆる前提は、変えられる」ということを、心の底から信じています。日本の大学に入学したことも、黒字化は難しいとされていた事業のV字回復を実現したことも、全て、目の前の前提を変えることができた経験だと思っています。

このように私は、これまでの人生を通して、強い意志さえあれば、目の前に立ちはだかる前提を変えられると実体験をもって確信してきました。そして、この信念を、この先の人生を通じて体現し続けることこそが、私の生き方だと思っています。


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家族5人の写真


日本のビジネスの前提を、資本の流動化によって変えていく。

──続いて、Visionalに入社を決めた理由について教えてください。

もともと南(壮一郎)さん(Visional代表)と知り合いで、ある時、南さんのFacebookの投稿でサクシードのリリースについて知りました。その時、直感的にサクシードの世界観に強く惹かれたのを覚えています。

日本のビジネスや経営における前提を変えていく、という大きなテーマに挑むサクシードに、私自身がそれまでの経験を通して得た価値観を重ね合わせていたのかもしれません。

サクシードが提唱する「M&A経営」(M&Aを経営に取り入れること)という言葉にも非常に共感しており、あらゆる企業にとってM&Aが新しい可能性を開くための当たり前の選択肢となれば、日本のビジネスや経営は大きく変わっていくと感じました。それから約4年間にわたり、サクシード事業に関する最新のプレスリリースをチェックし続けていました。

当時は、プラザクリエイトで取締役として新しい挑戦を始めた時期でした。フォトサービスの店舗事業で創業したプラザクリエイトは、当時、大きな転換点を迎えていました。

しかし、新しくジョインした仲間たちが、もともといた仲間と力を合わせながら新しい風を吹かせてくれたことによって、新たな収益柱となるサービスが生まれ始めました。会社の風土もオープンに変わっていくなか、コロナ禍においては事業売却や創業事業の業態転換など思い切った選択と集中も図りました。

構造改革により硬直化していた資本政策にも流動性が生まれ、未来への投資が可能な体質にみるみる生まれ変わっていきました。私はこの経験から、外からのささやかな風をきっかけとして、大きなブレイクスルーを起こせることを学びました。

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これまで私は、目の前の人や、目の前の事業、目の前の会社、そして自分自身の変革と成長にコミットし続けてきました。その過程において、自信を失くしかけていた人や、傾いていた事業や会社がガラッと変わる姿を、この目で何度も見てきました。

そして次は、一つの事業や会社だけではなく、これからの日本社会全体の「前提を変える」ような挑戦をしたい、という想いが芽生えました。その時にお声がけをいただいたのが、以前からプレスリリースを見ていたサクシードでした。

いろいろな方とお話しするなかで、 社会の前提をより良い方向に変えていくために本気で事業づくりに取り組む人たちの想いに触れ、私自身も、一緒にムーブメントを起こしていきたいと強く思いました。一つの事業・一つの会社を変革するためにコミットしてきた30-40代、40代は社会を変えてみたいと思い、サクシードを次の挑戦の場として決め、2021年8月にジョインしました。

──実際に入社して、どのようなことを感じましたか?

入社して驚いたのは、一部の人間だけではなくチームの全員が、サクシードに熱い想いを持って事業づくりに取り組んでいることでした。

一人一人が、事業の意義や価値を自分の言葉で語る。一人一人にそうした強い想いがあるからこそ、事業づくりに対する当事者意識と一体感が自然と生まれる。そのような光景を見て、とても感動したのを覚えています。

──現在のミッションについて教えてください。

全員が「観客席ではなくピッチに立つ」チームをつくることです。

事業づくりを進めるうえでは、戦略上のWhatや、戦術上のHowが大事であることは間違いありませんが、優れたWhatとHowを実際の事業に活かせるかどうかは、私たちチームにかかっています。事業を成功させるうえでは、チームの全員が、観客席に居座ることなくピッチに立って試合をすることが必須条件です。

Visional Wayの中に「その行動で、ブレイクスルー」というバリューがありますよね。誰かに頼ることなく、自らが事業のオーナーシップを持って考え、発言し、行動していく。私たちが掲げる大きなミッションを実現するうえでは、チームの一人一人がそうした姿勢を持つことがとても重要です。

もともとサクシードでは、よく「主体性」という言葉を使っていますが、これからも、このバリューを仲間たちと一緒に体現し続けていくチームをつくることが、私の大切なミッションの一つです。

また私は、そうした一人一人の意識と組織の仕組みをセットで考えていくべきだと思っています。一人一人の意識が事業を前に進めるのは間違いありませんが、その推進力を更に高めることができるのが、組織の仕組みだからです。

サクシードには、強い想いを持つ仲間が集まっているからこそ、所属するグループや役職にとらわれずに、一人一人の持つそれぞれの強みを柔軟に組み合わせることが重要です。その時々の目的を達成するための推進力を最大化できるような、有機的な仕組みづくりを進めていきたいと考えています。

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──最後に、これからサクシードの仲間たちと実現したい世界について教えてください。

「ビズリーチ」は、十数年かけて、企業が採用の力で自社の可能性を広げられるよう、「ダイレクト・リクルーティング」という新しい採用のあり方を提唱し続け、現在、実際に、人材の流動性が高まりつつあります。今度は、サクシードが、私たちのミッション「人生を託せる、出会いのために。」を実現することを通じて、経営の選択肢と可能性を最大化させたいです。そして、日本のビジネスの前提を、資本の流動化によって変えていきたいです。

10年後にこんなふうになったらいいなと、強く妄想しているシーンがあります。それは、日本の全ての企業にとってM&Aが経営の可能性を広げる選択肢になっていることです。例えば、ある経営者様が自社を成長させるために新規事業を始めることになった際に、「採用する」「外注する」「提携する」だけではなく、「M&Aで企業を仲間として新たに受け入れよう」と考える。また、別の経営者様が、「愛する企業がこのまま成長する道もあるけれど、偶然お声がけいただいた企業と一緒になったほうが成長するだろう。だから、その企業のグループに入ろう」となる。そういう会話が当たり前になっている世界を創っていきたいです。

2021年11月にサクシードは、M&Aに特化した一法人として展開を開始し、事業拡大に向けて体制を強化してきました。そして、さらにお客様により良いサービスを提供するために、2022年6月、サービス名を「M&Aサクシード」に変更し、進化を加速させていきます。

Visional Wayの中に「事業づくりは、仲間づくり」というバリューがあるように、10年後の世界を創っていくために、私たちは、次々と新しい仲間を迎え入れていきたいと考えています。サクシードの想いに共感してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お話しできたら嬉しいです。

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この記事の執筆担当者

松本 侃士/Matsumoto Tsuyoshi
1991年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2014年、音楽メディア企業に新卒入社し、音楽雑誌・Webサイトの編集や、採用などを経験。2018年、株式会社ビズリーチへ編集者として入社。現在は、ビジョナル株式会社の社長室で、Visionalグループ全体の採用マーケティング施策を担当している。


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