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トラボックス、新経営体制へ。組織を強化し、物流の仕組みを、未来へ加速させる。

2021年2月1日、トラボックスは新経営体制となり、代表取締役社長の吉岡泰一郎さんが代表取締役会長に、そして、片岡慎也さんが新たに代表取締役社長に就任しました。今回は、両者の対談を通して、新しいスタートを切ったトラボックスの今後のミッションなどについてお伝えしていきます。

※本記事内の写真の撮影は、ソーシャルディスタンスを保ちながら行いました。


プロフィール

吉岡 泰一郎/Yoshioka Taiichiro
1993年、学習院大学法学部卒業。株式会社住友銀行(現・株式会社三井住友銀行)に8年間勤務し、法人営業に従事。融資審査部門を中心に、自己査定・外国為替などの業務を経験。2001年1月、トラボックス株式会社に入社。2006年4月、代表取締役社長就任。2021年2月、代表取締役会長就任。宅地建物取引主任者、損害保険代理店資格。
片岡 慎也/Kataoka Shinya
2006年、オハイオ州立大学マーケティング&ロジスティクス科卒業。ロジスティクスコンサルタントとして株式会社フレームワークスにてキャリアをスタートし、その後アスクル株式会社、グリー株式会社、株式会社フリークアウトを経て、株式会社メルカリにて日本向けプロダクト責任者、アメリカ向けプロダクトの部門長などを務めた後、株式会社メルペイにてHRとビジネスオペレーションを管掌し経営に携わる。2021年1月トラボックス株式会社に入社、同年2月代表取締役社長就任。


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片岡 慎也(トラボックス株式会社 代表取締役社長)


原点の「物流」領域で、社会の課題解決に挑みたい。

──片岡さん、まずは自己紹介をお願いします。

片岡:これまでのキャリアにおいては、国を跨いで、様々な領域や人々から学ばせていただきました。

元々は高専で建築を学んでいましたが、いつか世界で活躍できるビジネスパーソンになりたいという想いが強くなり、在学中に留学を決意しました。高専卒業後は、数年間、昼夜働いてお金を貯めながら、ようやく念願のアメリカ留学の夢が叶いました。そして、通っていた大学において、サプライチェーン・マネジメントを学んだのが、物流との初めての出会いです。

大学卒業後は、日本へ帰国して、ロジスティクス・コンサルタントとしてキャリアをスタートし、その後、プロダクトマネージャーとしてアスクルに転職しました。その頃からインターネットの可能性に惹かれ、GREE、メルカリでプロダクトマネージャーとして計10数年Webやアプリのサービス開発に携わってきました。

メルカリでは日本向け「メルカリ」、アメリカ向け「メルカリ」の東京チーム、それぞれの組織におけるプロダクト責任者をしていたのですが、直近の2年は、メルペイにて人事とビジネスオペレーションの責任者として経営に関わり、幅広い経験を積ませていただきました。

──物流の世界からはしばらく離れていたようですが、なぜ今回、また物流の世界に戻りトラボックスに参画することを決意されたのでしょうか?

片岡:私の原点が物流を通した課題解決であったこと、それとトラボックスのミッションが自分の心にストレートに刺さったというのが、今回の決意に大きな影響を与えました。

私の直近のキャリアは、B2Cのビジネスが中心でした。ただいつかは、産業を支えるインフラのような領域で、社会の課題解決に関わり社会へ恩返しがしたいという想いが、頭の片隅にずっとありました。

そんなある日、以前からの知り合いだった南(壮一郎)さん(ビジョナル株式会社 代表取締役社長)からトラボックスがVisionalグループに加わったという話を聞きまして。もっと詳しく話を聞きたいと率直に思いました。

──物流業界から長く離れてもなお、原点の想いは消えていなかったのですね。

片岡:はい。そして、私から南さんにお願いをして、トラボックスの仲間たちを紹介してもらい、物流業界の課題についていろいろとお話しをさせていただきました。そのなかで、私が携わっていた時代から物流業界は大きく変化しておらず、むしろ課題は以前よりも大きくなっていること、また、テクノロジーによる変革の可能性をひしひしと感じました。同時に、サービス内容やこれまでの歩みについて聞きながら、トラボックスが本当にお客様から愛されており、必要不可欠なサービスであることも知りました。

トラボックスには、21年もの長い時間をかけてトラック運送会社のお客様と共に育んできた、信頼と実績があります。そして、自分の持つテクノロジーとプロダクトの経験を活かし、トラボックスの価値をもっと深めたい、広めたいと思う自分がいました。逆に今後、物流業界でITを活用していく必要性や機会が大きくなっていくなかで、今これだけお客様に愛されているトラボックスが物流業界のデジタル・トランスフォーメーション(DX)をリードしていかないことは、物流業界の、また勝手ながら社会の機会損失になるとも感じました。

メルカリ・メルペイは素晴らしい会社で、今でも大好きです。ただ、私の原点である「物流業界の課題解決」に、トラボックスの仲間たちと、このタイミングで挑戦するべきだと直観的に感じました。ですから、トラボックスに関わることは、私にとってごく自然な決断の流れでした。

──トラボックスの代表取締役社長という役割は、これまでのキャリアの集大成という感じがしますね。

片岡:そうですね。テクノロジーとプロダクトの力による、物流業界のDXの実現。これまで様々な経験をしてきた点がつながり、一本の線になっていく感覚があり、集大成だと思っています。全ての経験を活かしながら、仲間たちと大きなミッションに向かって歩み続けたいです。


21年間で培ってきたお客様との信頼関係を第一に、プロダクトの成長を加速させていく。

──今後は、吉岡さんと片岡さんの共同代表という経営体制になりますが、今後お二人はそれぞれ、どのような役割を担うのでしょうか?


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吉岡 泰一郎(トラボックス株式会社 代表取締役会長)


吉岡:まず私自身は、引き続き、お客様第一で運送会社のみなさまと向き合い、どんな形でもお役に立っていきたいと思っています。新経営体制により、組織やプロダクトは少しずつ変わっていきますが、これまでお世話になったお客様が一社も辞めずに永く使い続けていただけるよう、これまで培ってきたトラボックスの良さとうまく融合していきます。

また、コロナ禍の状況を見ながらではありますが、これまで21年間行ってきた交流会やセミナーといったオフラインでのお客様との密接なコミュニケーションを、私が主導して再開したいと思っています。

片岡:やはり、吉岡さんが21年間かけて築いてきた運送会社様との信頼関係は絶大だと感じています。お客様とのコミュニケーションはこれまで通り、吉岡さんが中心に行っていきます。私は会社の組織づくりやプロダクトの進化に力を入れていくつもりです。

──二人が得意なことに注力することで、トラボックスの提供価値がより向上していきそうですね。

吉岡:トラボックスは、常にお客様第一のサービス運営を優先し、価値あることを正しくやってきたと自負しています。トラボックスがより進化すれば、運送会社のみなさんの経営環境もさらに良くなると信じています。Visionalグループの一員に加わると決断した背景には、私自身が、お客様のためのプロダクトの更なる進化を私が独自で進めることには限界があると感じたことがあったからです。テクノロジーやプロダクト開発に強い片岡さんを共同代表として迎え入れられたことで、まさに自分が求めていた理想的な経営体制に近づきました。


求めているのは、「創業メンバー」として背中を預けられる仲間。

──片岡さんが、今後、まず注力することは何でしょうか?

片岡:今は主にトラック運送会社様の「運んでほしい」「運んでもらいたい」というニーズをマッチングするサービスを展開してますが、近い将来、現在のサービスをさらに発展させ、領域を広げて物流業界全体を構造から変革できるDXプラットフォームへと進化させたいと考えています。

そのために、お客様の課題解決を推進できるセールス人材と、プロダクト開発を担える人材の採用、つまり「仲間づくり」を積極的に進めていきたいと思っています。

──チームを強化するにあたり、どのような人材を求めていますか?

片岡:職種問わず共通して言えるのは、創業メンバーとして、背中を預けられる仲間であることです。少数精鋭で進めており一人一人の裁量が大きいので、仲間と信頼しあうこと、お互いの能力と信念を信じて、任せる、頼る。仲間から信頼されるために最善を尽くせているか常に自戒する。そのようなサイクルで構築した信頼関係により、全員がつながっている状態が理想の組織です。

B2Bビジネスにおける業界の変革には時間がかかり、難易度も高いです。その旅を一緒に進められる仲間を集め、最高のチームで最高のプロダクトを作っていきたいと思っています。

職種ではPMやバックエンド/フロントエンドエンジニア、QA、デザイナーなど、「物流の仕組みを、未来に加速させる」というミッションへの共感と、派手さは無くとも社会的意義のあるサービス開発に携わりたい方が合っているのかと思います。私たちが運送会社を0から作るとしたらどうするか、どんなオペレーションを設計するか、を考えながらプロダクトを作っていますので、創業メンバーの意気込みで仲間に加わって欲しいと思っています。

日米両方のマーケットで様々なメンバーとプロダクトマネジメントを担当していた経験を活かして、プロダクト開発をリードしながら、ものづくりがしっかりできる組織や環境を仕組みから整えていくつもりです。

──トラボックスで働くことの魅力は何でしょうか?

片岡:私自身、GREEのゲームやメルカリのスマホアプリといった領域として大きく変化する環境に身をおいたことで、成長できた実感があります。これからの10年で日本の物流業界もいよいよIT化の波が訪れて、大きく変わっていきます。そうした成長産業の中心になっていく環境に身を置くことで、自らの成長が加速できると思います。

──確かに、アメリカでも今、物流領域のITサービスは急成長していますね。

片岡:テクノロジーによる進化はアメリカの方がかなり進んでいますが、日本でもいつかは同じような流れが来ると感じています。また、物流は、他の産業を支える世の中のインフラになる産業でもありますから、人々の生活を支えることにやりがいや幸せを感じられる人にも向いていると思います。

吉岡:インフラという話では、東日本大震災でコンビニからモノがなくなった時に、物流の仕組みが見直されました。運送会社はおよそ6万社が存在しており、一大産業です。そもそも運送会社がないとモノが運ばれなくなりみんな困りますから、物流は100%なくなることはありえません。その割に、イメージが良くないことも事実です。トラボックスの事業を通じて、自分たちの子どもや孫の世代に、「運送会社で働きたい」と思ってもらえるような未来を目指したいですね。

──物流業界は変革が始まりつつあるということですが、どのような課題を抱えているのでしょうか?

片岡:一番大きいのは、物流業界にITの力が浸透しておらず、非効率な業務や働き方が数多く残っていることです。業務においても、より一層の効率化をしていくことで、利益の出やすい体質に変革し、業界の新しいムーブメントを起こしていきたいと思っています。

もう一つの大きな課題は、国の社会構造を要素分解していくと分かりますが、少子化に伴い人手不足が進んでいくことです。非効率な業界においては働きたいと思う人もなかなか増えませんから、この課題については、抜本的な改革を施さないと解決が難しいと思っています。

吉岡:人手不足については、たとえば運送会社様の社長の方々と話していても、「自分が育てた息子には自分の会社を継がせたいけど、かわいい孫には継がせたくない」といった声をよく耳にします。運賃が高くならず、給料も高くなっていませんから。ITの力で物流業界の生産性を上げて、収益が上がり、もっと魅力が高まれば、業界のイメージも今より良くなると思います。孫にも継がせたいという社長が増えることが理想です。

また、トラックの積載効率が5割以下であることも、この業界にとって大きな課題です。これは、トラックの積載量の半分しか荷物を載せておらず、運転をしながら空気を運んでいるということです。積載効率が上がれば、事業の生産性が高まり、ドライバーの給料も上がるはずですし、空車で走るトラックが減ることは、排ガス減少につながり、交通や環境にもいい影響があるはずです。


新経営体制で、物流業界全体の生産性向上を目指す。

──トラボックスが新たな体制になって、変わるものと変わらないものは何でしょうか?

吉岡:お客様第一で運送会社様のことを考える姿勢は変わらないですし、「物流の仕組みを、未来へ加速させる」というミッションも変わりません。これまでのトラボックスの強みやお客様と培ってきた信頼を守ることも、私の役割です。そのうえで、運送会社のみなさまの生産性向上を実現させていくために、私自身も片岡さんを支えながら、社内のプロダクト開発体制とお客様のDXを支えられるビジネスチームの強化を進めていきたいと思っています。

──2020年2月に、Visionalグループに加わってから一年と少し経ちましたが、いよいよ次のステージに進みますね。 

吉岡:はい、Visionalの一員になってからは、社内の採用力が格段に強くなり、プロダクトの進化に向けた強いチームづくりができていると思います。これまでは、トラックの保有台数が多い大きな運送会社様にとっては、少し使いづらいプロダクトだったのですが、今のチームになってからは、細かい機能やUI/UX、また全体の仕組みなど、どんどん改善されていっています。過去に、お客様から要望を受けていたが開発が追い付いていなかった機能が、どんどんプロダクトに盛り込まれていっているのを見て、お客様以上に、私が一番喜んでいます。

私自身は、とにかく運送会社のみなさまのお役に立ちたいという想いだけでこれまでやってきました。そして、片岡さんや新しく加わってきている仲間の顔ぶれを見て、本気で日本の物流を変えていけるかもしれないという手応えを感じ始めています。

──トラボックスの今後のビジョンについて教えてください。

吉岡:物流業界のIT化を牽引する存在になっていきたいです。まずはお客様である運送会社のみなさまが日常的な営業活動を通じての利益をしっかり増やし、結果的には、働いていらっしゃる社員の方々の給料が上がり、運送会社で働きたいという人を増やしていきたいです。お客様の業務フローを想像しながら、本質的な課題を引き出し、抜本的に解決していくことで、お客様が期待する以上の成果を追求することが、これからの変わらないトラボックスの目指す姿です。

片岡:吉岡さんが言ったとおり、まずは、サービスを使っていただいているお客様が、日々の業務を通じて、より利益が出せる体質に変革するサポートをしていきたいと思っています。人がやらなくてもいい業務はテクノロジーで解決して効率化し、節約できた時間を、例えば、お客様の新規開拓や社員同士のコミュニケーション向上など、人が介在しなくてはできない業務に注力いただく。そうすれば、企業の生産性は必ず向上し、本質的なかたちで利益は上がっていくはずです。

将来的には、運送会社様をはじめとして、物流業界全体のDXを通じて、生産性向上を目指していきたいと思っています。経産省のデジタルトランスフォーメーションレポートには、「物流領域はIT化が遅れており、企業の生産性を落としている可能性がある分野」と記載されています。そのような課題を、トラボックスを通じて本質的に解決していきたいですね。

また社内についても、自らが事業やプロダクトのオーナーシップを持って考え、発言し、行動していけるチームにしていきたいです。短期的な成果も長期的な価値も両方追いながら、自分にできることを考え、最初の一歩を踏み出し、一人一人がブレイクスルーしていけるような真のチームを目指したいです。「物流の仕組みを、未来へ加速させたい」という同じ志を持つみんなと一緒に、私自身も進化し続けていきたいです。

吉岡:物流業界全体のITリテラシーは高くなく、メールアドレスがない方もいまだいらっしゃいます。また、固定電話やFAX、ホワイトボード、紙、切手がまだまだ仕事上のメインのツールであるが故、テクノロジーやデータの力で、業界構造を変革できるチャンスです。今回の新しい経営体制を通じて、物流の仕組みを、本気で未来に向けて加速させていきます。

──最後に、タッグを組むお二人のお互いの印象を教えていただけますか?

片岡:吉岡さんは、社内外でサービスについて話す際、いつも「お客様」を主語にして語られます。そして、本質的な課題解決を実現していくために、いつも継続的に努力されていますし、そんなお客様想いな吉岡さんだからこそ、Visionalグループ入りを決断されたと思います。21年間ずっとお客様本位でいる姿、お客様第一の継続力は見習いたい点だと感じています。

吉岡:片岡さんは、物流から始まり、最先端のIT企業でステップアップを実現されてきた素晴らしいキャリアの持ち主です。合理的でスピード感あふれる部分と、熱い情熱と固い信念がベースとなる芯の強さが共存している珍しいタイプの経営者です。また、日米のダイバーシティある環境で働いていた経験もあり、荒波に揉まれている強さも持っていて、明らかに僕が持っている経験とは違いますね。でも、だからこそ二人で組む意味があると思っています。

──お時間をいただきまして、ありがとうございました。トラボックスの今後の展開を楽しみにしております。 

片岡:ありがとうございました。今、新しい仲間を絶賛募集中です。少しでもトラボックスについてお話を聞きたいという方がいらっしゃったら下記リンクからご連絡ください。よろしくお願いいたします。


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この記事の執筆担当者

佐藤 和男/Sato Kazuo
ビジョナル株式会社 執行役員。早稲田大学法学部卒、シンガポール国立大学経営学修士(MBA)。2008年より株式会社ビズリーチに創業メンバーとして参画。ビズリーチ事業、海外事業、子会社の立ち上げなどの事業立ち上げに携わる。オペレーション・CS・編集部門や人事企画・人財組織開発部の部門長、HR研究所所長、エバンジェリストなどを歴任する。現在はビジョナル株式会社の執行役員として、グループ横断プロジェクトに携わる。

撮影:清水健太


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