全ては「お客様の本質的課題解決」のために。「ビズリーチ・キャンパス」の取り組みに迫る。
今回は、「ビズリーチ・キャンパス」を運営する新卒事業部の山田瑛実さんのインタビューをお届けします。
2021年8月にオンライン開催された株式会社ビズリーチの社内表彰式「BIZREACH AWARD」にて、ビジネス部門の優秀賞を受賞した山田さんに、働くうえで大切にしている考え方や価値観について話を聞きました。
※本記事内の「BIZREACH AWARD」記念撮影会の写真の撮影は、撮影時のみマスクを外して行いました。
プロフィール
山田 瑛実/Yamada Emi
神奈川県横浜市出身。大学を卒業後、2018年4月に新卒で株式会社ビズリーチに入社。ビズリーチ事業部での研修を経て、2018年8月に新卒事業部に配属。ビジネス開発職として、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」の新規開拓営業を経験した後、現在は、既契約企業様の採用成功を支援するために、採用戦略やサービス活用方法のご提案・各種採用コンテンツの企画・実施などの支援をしている。
役割にとらわれず、事業部全員でプロダクトを成長させていく。
──はじめに、山田さんが所属する新卒事業部ソリューション開発部について教えてください。
大手企業を中心に、お客様の新卒採用をより良くしていくため、採用広報から学生の動機付け支援までを一気通貫で行っております。
基本的には「ビズリーチ・キャンパス」を用いながらご支援することが多いのですが、時には外部パートナー企業と連携しながら新たにインターンシップ・イベントを企画したり、インタビュー記事・動画コンテンツを制作したりするなど、自社プロダクトに止まらない価値提供をしています。
お客様の課題は一社ごとにそれぞれ異なるため、企画・提案において決まったやり方はありません。ヒアリングを重ねながら課題の解像度を高め、お客様の個人ニーズと組織ニーズに寄り添いながら、半歩先の提案をすることを心がけています。
また、これは所属するチームを問わず言えることですが、お客様からいただいたご要望をプロダクトに反映するために、そうしたお声をプロダクトマネージャーやエンジニア、デザイナーをはじめとする事業部の仲間に共有する役割も担っています。
現在は、オンラインで職種横断のミーティングも多く実施しており、日々、お客様からいただいたお声をもとに意見を交換し合ったり、お互いに質問をしながら目線を合わせ、優先順位を調整し、開発スケジュールに落とし込んでいます。それぞれの職種や役割は異なりますが、事業部のみんなで一緒にプロダクトを進化させている感覚がとても強いです。
先ほど、お客様に様々なソリューションをご提案しているという話をしましたが、お客様と学生のみなさんをつなぐイベントを企画・制作する際には、イベントプロデュースグループと連携しています。
イベントの企画や集客だけではなく、オンラインイベント当日の配信におけるテクニカルな領域においてもサポートしてもらい、部署を越えてお客様の課題解決に向けてイベントをプロデュースしています。
──コロナの影響も大きかったかと思いますが、昨年から、「ビズリーチ・キャンパス」のオンラインイベントの数が大きく増えていますよね。
はい。当初は困惑しましたが、イベントプロデュースグループとの連携によりスピーディーに動くことができました。現在では、より頻度高くオンラインライブを開催できるように、自社スペースに特設のスタジオを設けています。
こうしたイベントプロデュースグループとの連携もそうですが、それぞれ強みを持つチームの仲間たちと連携できるからこそ、お客様や学生のみなさんに提供できる価値が大きくなっていると感じています。
目指すのは、「お客様の本質的課題解決」。
──5月には、山田さんがオーナーを務めたSaaS企業にフォーカスしたオンラインイベントが開催されましたね。このイベントを企画しようと思った背景について教えてください。
これまでは、例えば「業界研究セミナー」のように、業界ごとのイベントを開催することが多かったのですが、それでは、当初、私たちのチームが担当させていただいていたお客様の課題を解決することができないと考えました。
というのも、複数のSaaS企業のお客様にヒアリングを重ねていくうちに、「SaaSというワードが注目を集めるようになってきているが、まだまだ理解がふわっとしている学生の方も多い。」「自社について、他のSaaS企業と比較しながらSaaS業界における立ち位置を伝えるのが難しい。」という共通の悩みがあることに気付きました。
また、学生のみなさんのニーズも同時に考えていきました。ここ数年、新卒就活市場においてSaaS企業の存在感は大きくなっていますが、一方で、お客様がおっしゃられていたように、「SaaS業界の全体像を理解することは難しい。」と思っている学生の方も多いのも事実でした。
そこで、SaaSという新しい切り口で3社のお客様にご登壇いただき、冒頭に、「SaaSとは?」「SaaS業界の全体図は?」「SaaS企業を見比べる時のポイントは?」などをテーマとした説明を行ったうえで、それぞれの会社説明や座談会を行う、という構成のイベントを提案しました。こうした一般的な会社説明会と異なる構成であれば、お客様と学生のみなさま、双方のニーズを満たすことができるのではないかと考えました。
──イベントを終えてみて、どのようなことを感じましたか?
学生のみなさんからも企業様からも多くの嬉しい反響をいただき、実施してよかったと思いました。この経験を踏まえて、たとえ前例のないことであっても、ゼロから企画して新しいソリューションを生み出すことに挑む大切さを学びました。
また、お客様の本質的課題を解決するためであれば、決まった枠組みにとらわれずにアイデアを提案し、事業部の仲間たちと一緒に実現することができる環境に、ありがたさを感じています。
──「お客様の本質的課題解決」は、Visionalとして大切にしているバリューの一つですよね。
はい。日々お客様と向き合う時はもちろん、その他のプロジェクトに携わる時においても、「お客様の本質的課題解決」を目指す姿勢を何よりも大切にしています。
もちろん、私自身まだまだ至らない点も多いのですが、ソリューション開発部部長の池辺(草太)さん、メディア開発部部長の間瀬(貴哉)さん、そして、事業部長の小出(毅)さんや他のチームメンバーの姿を見ながら、日々学び続けています。
──一緒に働く仲間たちから得た学びとして、印象深いものがあれば教えてください。
とても多いのですが、特に、小出さんの姿がとても印象的でした。
新卒事業部に配属になったばかりの頃の私は、どうしても目の前の新卒採用課題を解決する方向に考えが傾きがちになり、提案の幅が狭くなってしまっていました。
ただ小出さんは、お客様の会社全体の経営課題にアプローチしながら、事業計画と組織計画の解像度を高め、そのうえで新卒採用の議論につなげていました。その時に、お客様が抱える課題の本質を見極めていく、そうした姿勢を見習わなければならないと強く感じました。
もちろん、まだまだ小出さんたちのようなレベルには達していませんが、小出さんをはじめとした上司や先輩、チームメンバーたちは、相談すれば、快くブレストの時間を作ってくれたり、これまでの学びや気付きを共有してくれます。私自身、「お客様の本質的課題解決」を実現するために、これからも仲間たちから学びながら、今まで以上に成長し続けたいと思っています。
すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる。
──山田さんは、2021年8月にオンライン開催された株式会社ビズリーチの社内表彰式「BIZREACH AWARD」にて、ビジネス部門の優秀賞を受賞しましたね。受賞した時のことを振り返ってみて、いかがですか?
とても嬉しかったのと同時に、いつも支えてくれている上司や仲間たちへの感謝の気持ちが大きかったです。私一人だけの力では、お客様や学生のみなさんへの提供価値を大きくしようとしても限界があるため、私個人の賞というよりも、チーム賞としての意味合いのほうが正しいと思っています。
「BIZREACH AWARD」記念撮影会の写真
──これから、「ビズリーチ・キャンパス」事業の仲間たちと一緒に挑戦していきたいことについて教えてください。
「ビズリーチ・キャンパス」は2021年10月に6年目を迎えるサービスで、今は第二の立ち上げ期だと思っています。これまで固めてきた事業の基盤をもとに、更に新しい施策に次々と取り組んでいけるフェーズです。
そうしたなかで、私たちとしては、これからも今まで以上に、お客様と学生のみなさんへ提供できる価値を磨き、大きくしていきたいと考えています。
企業様向けの取り組みとしては、より提携先の大学を増やしていくことが重要となります。現在、事業部内では、海外留学生のキャリア選択を支援する「ビズリーチ・キャンパス for 海外大生」をはじめとした様々なプロジェクトが動いています。私自身としても、お客様への提供価値を更に大きくしていくために、そうしたプロジェクトにも挑戦していきたいと思っています。
一方、学生のみなさんに向けた取り組みとしては、ご利用いただく企業様を増やし、より濃くサービスを使っていただくことが重要となります。より多くの選択肢を提示し、全ての学生のみなさんが納得したキャリア選択できるようなサービスに進化させていきたいです。
──最後に、山田さん自身として、今後、「ビズリーチ・キャンパス」、もしくは、株式会社ビズリーチ、Visionalグループで実現したいと考えていることがあれば教えてください。
私は、株式会社ビズリーチの「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」というミッションに惹かれ入社を決め、その時の気持ちは今も変わっていません。
キャリアインフラ構想の話もありますが、この会社であれば、人の「可能性」を可視化・最大化するための事業やサービスを、もっと作っていけると感じています。私には、そうした事業やサービスをゼロから作れるような人になりたいという想いがあります。
学生時代に3年間、教育系のNPO法人に所属していた経験なども活かし、教育と就職、その後のキャリア形成に一貫性のあるキャリア支援などを行いながら、「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」ために、これからも枠組みにとらわれずに挑戦し続けていきたいと思っています。
──本日は、ありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!
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この記事の執筆担当者
松本 侃士/Matsumoto Tsuyoshi
1991年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2014年、音楽メディア企業に新卒入社し、音楽雑誌・ウェブサイトの編集や、採用などを経験。2018年、株式会社ビズリーチへ編集者として入社。現在は、ビジョナル株式会社の社長室で、Visionalグループ全体の採用マーケティング施策を担当している。
「All Visional」Twitterアカウントは、こちら。