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金融業界出身者対談。私たちが、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」を通して実現したいこと。

今回は、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」の事業戦略を担う木戸 亮介さん、水村 浩明さんにインタビューを行いました。金融業界出身の2人に、Visionalに入社を決めた理由や、「ビズリーチ・サクシード」を通して実現したいことについて聞きました。

※本記事内の写真の撮影は、ソーシャルディスタンスを保ちながら行いました。


プロフィール

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木戸 亮介/Kido Ryosuke
2012年、大阪市立大学を卒業後、株式会社三井住友銀行へ入行。関西の法人営業部にて中小・中堅企業や地方公共団体等を担当した後、東京の本店営業部にてインフラセクションに異動。大企業の融資取引を中心に、事業承継案件にも複数件携わる。 2018年3月、株式会社ビズリーチに入社し、「ビズリーチ・サクシード」の立ち上げに参画。現在は、ビジョナル・インキュベーション株式会社 ビズリーチ・サクシード事業部 事業戦略グループにて、省庁、地方公共団体や全国の金融機関、大企業等とのアライアンスを推進するチームのリーダーを担当。


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水村 浩明/Mizumura Hiroaki
2015年、慶應義塾大学を卒業後、株式会社静岡銀行へ入行。東京支店にて中堅・上場企業向けの融資業務に従事した後、浜松の支店へ転勤し、数多くの中小企業向けの融資業務を担当。2018年4月、株式会社ビズリーチに入社し、「ビズリーチ・サクシード」の立ち上げに参画。現在は、ビジョナル・インキュベーション株式会社にて、ビズリーチ・サクシード事業部 事業戦略グループのリーダーとして、売り手企業や買い手企業のサポート担当を務める。


プラットフォームを通して、マクロの観点から社会の課題を解決したい。

──はじめに、二人がビズリーチ・サクシード事業部にジョインするまでの経緯について教えてください。木戸さんは、大学卒業後、三井住友銀行に入行しましたよね。

木戸:はい。金融の力で日本経済を支えていく、という大きな社会意義に惹かれました。また、いろいろな企業の経営者の方々と向き合いながら仕事をする経験や、無形商材を扱う営業経験を通して、ビジネスパーソンとして大きく成長したいと考えたこと、また、三井住友銀行で働く先輩行員に魅力を感じ、入行を決めました。

──銀行員時代は、どのような業務を経験してきたのでしょうか?

木戸:はじめは、兵庫県の支店の窓口業務でOJTを経験した後、法人営業部に配属となりました。中小企業や中堅企業、自治体等を中心としながら、約5年間で400社ほどのお客様を担当させていただきました。その後、東京の本店営業部に異動して、インフラ系大企業の融資案件などに携わりました。いくつかの大きな案件に携わることができて、とてもやりがいを感じていました。

──転職を考え始めたきっかけは何だったのでしょうか?

木戸:社内で異動などを繰り返すことで、働く環境や担当するお客様の規模は変わっていったのですが、仕事の内容が大きく変わらないことに対して「もっと自己成長したい」という焦りを感じていました。また、ちょうどその頃、会社全体として、融資の判断を自動化する動きが進んでいました。その取り組み自体はポジティブなものとして捉えていましたが、テクノロジーに代替されることのないスキルを身に付けなければならない、という危機感もありました。

そして、まずは金融業界の外の世界を見て、自分の視野を広めたいと考え、グロービス経営大学院に通い始めました。銀行員として仕事をするなかで経営者の方々と商談する機会が多かったので、大学院に通いながら改めて経営について学べたことは、自分にとって大きな糧になりました。何よりも、いろいろな業界で活躍するビジネスパーソンと出会い、新しいことに挑戦している話に刺激を受けたことが大きく、少しずつ自分のマーケットバリューについて考えるようになりました。次第に、もっと自分自身のキャリアの可能性を広げていきたいと思うようになり、本格的に転職活動を始めました。


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──どのような軸で転職先を探していたのでしょうか?

木戸:これまでの銀行員としての経験を活かせる仕事がよいと考えていました。ただ、日々の仕事にもやりがいを感じており、また、今の会社を辞めてでも挑戦したいと思える仕事を言語化できておらず、行きたい会社をなかなか見つけることができませんでした。

そんなある時、ビズリーチの方からお声がけをいただきました。その時は、自分は人材業界とは縁がないと思っていたのですが、勉強のために話だけでも聞いてみようと思いました。そこで初めて、ビズリーチが、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」を手掛けていることを知り、いろいろな社員から話を聞くたびに、解決しようとしている課題の大きさや、ビズリーチ・サクシード事業部で働く人たちの魅力、そして事業そのものにやりがいを感じ、徐々に惹かれていきました。

僕自身、銀行員として、事業承継の案件に何件か携わったことがあったのですが、一つの案件にかかる時間が膨大で、どうしても担当できる案件数に限りがありました。ただ、「ビズリーチ・サクシード」であれば、プラットフォーム上で、後継者が不在の企業と譲り受けたい企業のマッチング数を増やしていくことで、日本経済全体の課題となっている後継者不足問題を解決に導けるのではないかと考えました。

そして、銀行の日々の業務の中で感じていたミクロの課題感とマクロの課題感が一本の線となったことで、そうした課題の解決に挑戦したいという想いが強くなり、2018年3月に入社しました。


銀行員としての経験を活かしながら、事業づくりに挑戦したい。

──続いて、水村さんにお聞きしていきます。水村さんは、大学卒業後、静岡銀行に入行されましたね。まず、就職先として静岡銀行を選んだ理由について教えてください。

水村: きっかけは、大学3年生の頃でした。当時、ご縁をいただき、ある経営者の方に鞄持ちとして同行しながら、いろいろな業界の経営者の方々に会ってお話を聞かせていただいていました。そして、そうした方々の経営に対する熱量や、事業を通して社会をより良くしていきたいという強い想いに触れ、将来は、経営者の方々をサポートする仕事がしたいと思い、銀行員を志すようになりました。

また同時に、せっかくサポートをするなら、僕自身が生まれ育った静岡に恩返ししたいという想いがあったので、静岡銀行を選びました。

──静岡銀行では、どのような業務を経験してきたのでしょうか?

水村:はじめの2年間は、東京支店で主に中堅・上場企業向けの融資担当を務め、次の1年間は、浜松の支店に異動して、中小企業向けの融資を中心としたソリューション業務を担当しました。数年間でしたが、規模の大きな企業から地元の個人商店まで幅広いお客様とお仕事をさせていただき、とてもやりがいを感じていました。

──その中で、特に印象に残っている出来事はありますか?

水村:ある会社の業績改善に立ち会った時のことです。その会社は、経営環境が悪化し非常に苦労していたのですが、全く別の仕事をしていた社長の息子さんが戻ってきて経営のバトンを継いだことをきっかけに、事業が見事に回復していきました。あの時に僕は、「人」こそが事業を変えるのだと思い知りました。

また、特に浜松の支店において、日々ご高齢の経営者の方々と接する機会を通して、事業承継M&Aに対する問題意識も次第に強くなっていました。日本には、黒字経営を続けているにもかかわらず、後継者が見つからないため、高齢になっても社長業を続けざるを得ない方が数多くいます。場合によっては、黒字のまま廃業を余儀なくされてしまうこともあります。これは、日本経済全体にとっても、非常に大きな課題だと、銀行員として働きながら感じていました。


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──水村さんが、転職を考えるきっかけは何だったのでしょうか?

水村:当時は、明確に転職を意識していたわけではありませんでした。ただ、今後のキャリアを考えるためにも、少しずつ情報収集を始めていました。そのなかで、M&A仲介会社の話も聞いたりしていましたが、そうした会社に転職して営業職として働くよりも、今のまま銀行員として働くほうが、お客様に提案できるソリューションの幅が広く、何より、地元である静岡のために貢献できると考えていました。

そのようななか、偶然、日本経済新聞で「ビズリーチ・サクシード」のリリースに関する記事を読み、この事業のビジネスモデルに大きな可能性を感じました。「ビズリーチ・サクシード」に携わることができたら、後継者不在に悩む経営者の方々の課題を、テクノロジーの力で解決に導くことができる。また、一社一社個別に対応するだけではなく、プラットフォームとしての中立的な立場から、日本経済全体に働きかけていける。何よりこの事業であれば、これまでの銀行員としての経験を活かせると思い、話を聞いてみたいと思いました。

そして、実際に社員に会い、「立ち上がったばかりの新規事業なので、何もかもすべてを自分たちでつくっていくんだ」という話を聞きました。それまで僕は、いろいろな経営者の方たちと一緒に仕事させてもらうなかで、いつか自分自身も事業づくりに携わりたいと考えていたので、またとないチャンスと捉え、2018年4月に入社しました。

また、ITの世界に興味を持っていたことも、入社を決めた大きな理由の一つでした。テクノロジーが進歩し続ける時代において、きっと、これから働き方も大きく変わっていくだろうと思い、最先端の環境に身を置きながら自分自身をアップデートし続けていきたいという考えもありました。


エンジニアやデザイナーと一緒に、プロダクトを進化させ続けていく。

──二人が入社してから、約2年半が経ちました。これまでを振り返ってみて、自身ではどのような変化を感じていますか?

木戸:入社直後は、新しい環境になかなか慣れず、主体的に行動できるようになるまで少し時間がかかりました。ただ、銀行員時代の経験をそのまま活かせる事業だったので、一緒に働く方々の支えもあって次第に適応することができました。

自分にとって一番大きな変化は、アイディア出しからビジネス化まで一気通貫で事業づくりに携わるなかで、大きな組織で働いていた時と比べて、意思決定の機会が格段に増えたことです。自分で目標を立てて、自分で施策を実行して効果を検証して、うまくいかなかったらまたゼロからやり直す。毎日がスピーディーなPDCAサイクルの繰り返しです。もちろん、何かを決める上では説明責任が伴いますが、そうした一つ一つの意思決定が自らの成長に繋がっているという実感があります。

2020年10月に発表された経済産業省中小企業庁様(以下、中小企業庁様)との取り組みは、昨年の企画段階から今回の実現に至るまで一気通貫で担当してきたのですが、多くの苦労が伴った反面、自分の手で事業を前に進めているという実感を味わうことができました。

水村:僕も、入社してはじめの1~2ヶ月は待ちの姿勢で、なかなか自分から率先して行動できなかったのですが、「自分たちがゼロから事業をつくっている」と意識するようになってからは、仕事の仕方が大きく変わっていきました。定まったレールはなく、何をするにしても自分で道を切り開いていかなければならないため、泥臭いことも多いですが、その分、自分たちの手で事業をつくっているという手触り感を日々噛み締めています。

また、「ビズリーチ・サクシード」の事業開発に取り組むなかで、物事を俯瞰してみる力が身についてきたと思っています。銀行では、商材の数は多かったものの、売る商品は決まっていました。ただ、今は「お客様の課題を解決できないのであれば、プロダクトを進化させれば良い」という発想をすることができます。Visionalには「お客様の本質的課題解決」というバリューがありますが、お客様のニーズを社内のエンジニアやデザイナーの仲間にフィードバックしながら、一緒にプロダクトを進化させ続けることができる点も、この事業部で働く大きな魅力だと思います。

──ビズリーチ・サクシード事業部で働き始めて、驚いたことや気付いたことなどはありましたか?

水村:入社したばかりの頃、大量のデータの整理に時間をかけていたのですが、先輩社員が「エンジニアに依頼すれば一瞬で終わるかもしれないよ」と声をかけてくれました。そこで、エンジニアの仲間に相談したら、一瞬でデータを整理する仕組みを作ってくれたんですよね。それまでの自分はアナログ人間だったので、あの時の感動はとても大きかったです。その業務がなくなったことで、空いた時間でより長くお客様と向き合うことができるようになりました。一つ一つの業務においても、どんどん新しいテクノロジーを活用していかなければと強く思いました。

僕自身、まだまだそうしたテクノロジーに慣れてはいないのですが、業務を進めるなかで、何か気付いた点や疑問点が出てきたら、周りの仲間たちがいつも快く助けてくれます。この事業部には、職種や入社年次を問わず、仲間同士で助け合うカルチャーが浸透していて、こうした環境にはとても感謝しています。

木戸:水村さんの話にも通じますが、日常の業務の仕方をはじめ、自分の働き方が柔軟ではなくなってしまっていたことに、外の世界に出て初めて気付くことができたんですよね。これからは、テクノロジーの進歩に合わせて働き方もどんどん変わってくると思うので、20代後半から30代に差し掛かるこのタイミングで、自分の働き方をアップデートすることができてよかったと感じています。Visionalには「変わり続けるために、学び続ける」というバリューがありますが、僕自身も、これからも自分をアップデートさせ続けていきたいです。


事業承継M&Aが、「当たり前」になる未来のために。

──ビズリーチ・サクシード事業部には、二人のように金融業界出身の仲間も多いですよね。

木戸:はい。同じ金融業界出身といっても、それぞれ異なる経験や独自の強みを持つ仲間に囲まれているので、僕自身一緒に働いていてとても刺激を受けます。大手金融機関と異なり、ビズリーチ・サクシード事業部は、まだまだ自分たちで仕組みを作っていかなければならないフェーズですが、そうした仲間たちと一緒に新しい事業づくりに挑戦できることは、とても貴重な機会だと思っています。

水村:また、金融業界出身者の中には、経営者の方々とコミュニケーションを重ねてきた経験を持つ人も多く、そこで培ったスキルや知見は、この事業部でもそのまま活用することができるはずです。

──最後に、これからビズリーチ・サクシード事業部で挑戦したいことを教えてください。

木戸:まずは、10月から始まった中小企業庁様との取り組みを前進させていきたいです。「ビズリーチ・サクシード」を、マクロな社会の課題を解決するプラットフォームへと進化させていく上では、今回の中小企業庁様との連携は、業界を変えていく上でも、とても重要な一歩であると考えています。また並行して新しい施策を次々と生み出しながら、この事業を成長させ続けたいと思っています。僕自身としても、一つでも多くの意思決定の打席に立ちながら、ビジネスパーソンとしていつまでも成長を続けていきたいです。

水村:これまでアナログの世界で行われていた事業承継M&Aを、いかにデジタルの世界に置き換えていけるか。これは、とてもスケールの大きな、やりがいのある挑戦です。「ビズリーチ・サクシード」の成長を通して、事業承継M&Aがもっと簡単に、今よりも更に当たり前の選択肢となっていけば、後継者不在という課題を解決できるだけではなく、新しく事業を立ち上げる経営者の方々にとっても、柔軟に事業を経営をしていくうえでの選択肢が増え、日本経済は大きく変わっていくと思っています。「ビズリーチ・サクシード」が、社会にとって必要不可欠なサービスとなる日を目指して、これからも挑戦し続けたいです。

──本日は、ありがとうございました!

木戸&水村:ありがとうございました!



この記事の執筆担当者

松本 侃士/Matsumoto Tsuyoshi
1991年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2014年、音楽メディア企業に新卒入社し、音楽雑誌・ウェブサイトの編集や、採用などを経験。2018年、株式会社ビズリーチへ編集者として入社。現在は、人財採用本部・採用マーケティンググループで、「ALL VISIONAL」の運営などを担当している。


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