大きな変化を味方にして、非連続な成長を目指す。ビズリーチ 1人目のデザイナーが語る、デザイン組織の変遷と未来。
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大きな変化を味方にして、非連続な成長を目指す。ビズリーチ 1人目のデザイナーが語る、デザイン組織の変遷と未来。

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今回は、2010年に1人目のデザイナーとして株式会社ビズリーチに入社し、現在は、マネージャーとしてプロダクトのUX設計やプロセス改善を務める佐々木奈央さんにインタビューを行いました。

これまでのキャリアを振り返りながら、佐々木さんが大切にしている価値観や信条に迫りました。


プロフィール

佐々木 奈央/Sasaki Nao
大学卒業後、ゲーム制作会社に広報職として新卒入社。その後、SEM広告のクリエイティブやプロモーションサイト制作、サービスサイトの立ち上げ・運営を経験。2010年より株式会社ビズリーチに入社し、「ビズリーチ」「スタンバイ」など複数のサービスの立ち上げやリニューアルに携わる。現在は、プロダクトのUX設計やプロセス改善などを担当。


絶え間ない変化の中で、「変わり続けるために、学び続ける」。

──はじめに、当時、奈央さんが、1人目のデザイナーとしてビズリーチへ入社を決めた経緯について教えてください。

1社目のゲーム会社を辞めた後、デザインの力を身に付けるために、夜間のデザイン専門学校に通いながら、昼間は派遣会社でWebデザインの仕事をしていました。その時にご縁があったのが、その後にビズリーチ創業メンバーの一人となる永田(信)さんが当時在籍していた会社でした。

その後、人づてで他のお仕事をいただいたりしながらフリーランスのデザイナーとして働いていた2010年に、永田さんに声をかけていただきビズリーチを紹介してもらいました。

もともと一緒に働いていた時に、永田さんは、データドリブンの思考でデザインをする方というイメージがすごく強かったんですね。もう一度この人と一緒に働くことで更に成長できるかもしれないと期待して、2010年8月にビズリーチにジョインしました。

──その頃は、まだデザイン組織が本格的に立ち上がる前だったかと思いますが、当時、ビズリーチの事業づくりにおけるデザイナーの役割や位置付けは、どのようなものだったのでしょうか? 

私が入社してから少し経ちデザイナーが複数名に増え始めた頃、当時のデザイナーが所属していた組織が「情報設計室」という名前だったんですね。みんなで組織の名前を決める時に、私は「デザイナー部」「デザイン部」といった名称を付けたくないと考えていました。

というのも、デザインという言葉が、人によって捉え方が大きく変わるなと思っていまして。最近では、「デザイン経営」という言葉も広まって、デザインという概念が広く捉えられ始めていると思いますが、当時はまだ、デザイナーといえば、表層のデザインだけを作る人というイメージが強かったと思います。

そうした背景もあり、私たちとしては、「事業や戦略の設計から関わりたい」という意志を込めて、「情報設計室」という組織名を付けました。

──なるほど、そうした考え方は、今のデザイン・フィロソフィー「We DESIGN it.」にも通じるものだと思いました。続いて、入社後の変遷について教えてください。

「ビズリーチ」「LUXA」から始まり、「スタンバイ」や現在の「HRMOS」の前身である「スタンバイ」の採用管理システム、また、その他にもいろいろな新規事業づくりにデザイナーとして参加しました。だいたい1年ごとに次の新しい事業へ挑戦していた時期ですね。

とても混沌とした日々で、いろいろなことに柔軟に挑戦し続けるスタンスや、そのために学び続ける努力をすごく求められていたなと、今から振り返って思います。

──Visional Wayの中に「変わり続けるために、学び続ける」というバリューがありますが、まさに、当時の奈央さんは、激動の変化の中でこのバリューを体現していたのだと想像しました。当時の心境としてはいかがでしたか?

私自身、もともと、現状維持をするには周囲環境の成長に取り残されないよう努力しなくてはならないという考え方を持っていました。なので、いろいろなことが変わり続けていく環境は、私的には大歓迎だったんですよ。

自分の中に、もともとやりたいと思っていたことが明確にあったわけではなかったので、大きな変化の波の中で振り回されるのは、逆にありがたいなと思っていました。

──とはいえ、ただ振り回されるだけだったとしたら、きっと疲弊してしまうこともあったかと思います。奈央さんは、ビズリーチの各事業について、どのようなところに共感していたのでしょうか?

Visional Wayの中に、「価値あることを、正しくやろう」というバリューがありますが、私は、そのサービスに対してお金を払うお客様がいるのであれば、そこに価値はあると思うんですよね。

私自身、例えばHR Tech領域など、特定の領域に対する強い想いや原体験を持っていたわけではないのですが、私たちのサービスに価値を感じてくださっているお客様の期待には最大限に応えたいという気持ちがあります。

お客様からの期待を通して、私たちの各サービスの価値を信じられるからこそ、そして、「価値あることを、正しくやろう」というバリューに共感して集まった仲間がいるからこそ、どんな激しい変化の中でも頑張れるのだと思います。


会社や事業の中長期的な成長のために、デザイン組織の確立を目指す。

──その後、奈央さんは、デザイン戦略室(当時)の一員として、各事業部のデザイナーを横断的にサポートしたり、また、デザイン組織専任の広報機能・人事機能を担う一員として、様々な挑戦を重ねてきました。その時の取り組みは、現在のデザイン組織の礎となっていると思います。こうした変遷を振り返ってみて、いかがでしょうか?

2017年頃は、デザイン組織の広報に力を入れ始めた時期でした。私たちデザイナーがどれだけ価値ある取り組みをしていても、そもそもビズリーチにデザイナーが在籍していることすら認知されていないという危機感がありました。

今後、仲間づくりを更に推進していくために、まずは、一つずつ自社のデザイナーの取り組みをアピールしていかなければいけないと強く感じていましたね。

※参考

一方、デザイナーの人事機能を担うチームも兼務していまして、人事施策を企画するために、社内のデザイナーにヒアリングを重ねたことがありました。当時、デザイナーだけではなく、他の職種の方も一気に増えてきている状況で、ヒアリングを通して、そうした新しく入ってきたばかりの方たちにとって、この会社におけるデザイナーの役割が曖昧な故にいろいろな場で不整合が起きていることを知りました。

そして、デザイナー以外の異なる職種の仲間たちと目線を合わせながら一緒に事業づくりを推進していく環境を整えるためには、この会社におけるデザインの定義について、社外だけではなく社内にもしっかり伝えていく必要があると感じました。

良いデザインはデザイナーだけでは実現できない、という考えのもと、キャリア入社者向け研修や当時の朝会などで、デザインに関するいろいろな取り組みを社内に共有しながら、この会社におけるデザイナーの役割について、少しずつ認識を合わせていきました。

このように、広報としての施策、人事としての施策を同時に進めていくなかで、次々と取り組むべき新しいテーマが生まれていき、一つずつ施策を重ねていきました。当時の取り組みは、私がチームを離れた後も仲間たちが継承し、発展させてくれています。

2018年に制定した
デザイン・フィロソフィー「We DESIGN it.」
詳細はこちら

──当時、IT系の事業会社のデザイン組織に専任の人事機能や広報機能を設けるケースは、決して多くはなかったと思います。人事領域からデザイナーが活躍するための環境づくりに注力する会社の姿勢は、当時から今も変わらず強いものだったのですね。

そうですね。(田中)裕一さん(株式会社ビズリーチ 執行役員 CDO)が来てくれて、CDOに就任したことも、すごく大きかったですね。裕一さんが、経営とデザインの接続を主導してくれたおかげで、デザイン組織としても大胆なチャレンジができているのだと思います。

※参考


組織を横断しながら得た知見を、会社全体の非連続な成長へ繋げていく。

──続いて、現在、奈央さんが所属するチームについて聞かせてください。2021年に新設されたチームですが、チームの目的について教えてください。

目的は大きく2つあります。1つ目は、社内希少性の高い専門的なデザインスキルを活用して、会社の非連続な成長を促進することです。

チームのメンバーが、それぞれの組織にプロジェクト単位でコミットし、その組織が持たないデザインスキルを補填することで、各組織のデザイナーと一緒に非連続な成長を目指します。対象領域は、事業、非事業(コーポレート)の両方で、例えば、新規事業のプロダクト開発を担当するメンバーや、コーポレートブランディングを担うメンバーがいます。

2つ目は、会社の飛躍的な成長に耐えられるデザイン体制を整えることです。各事業部のデザイナーが業務に集中できる環境をつくるために、各プロダクトの恒常的な運用や品質管理を担当します。

──そのチームの中で、現在、奈央さんが担っている役割について教えてください。

マネージャーとして、チームメンバーの育成・サポートをしながら、プレイヤーとして、プロダクトのUX設計を行っています。

プロダクト開発の場に1プレイヤーとして入り込み、ユーザーからの声やリクエストをヒアリングしたうえで、事業のビジョン・ミッションから「将来あるべきプロダクトの姿」を描き、プロダクト要件や仕様に落とし込む仕事です。

今は事業部のデザイナーと一緒に、サービスの非連続で大きな成長のための土台を作っているイメージです。大型アップデートを経験したメンバーが少ないので、私がメンバーに背中を見せつつ、チームで進めています。スプレッドシートやMiroとにらめっこしながら、情報を俯瞰して、何が課題か、何を要件として優先すべきかを考えることが多いですね。

──まだ設立から1年に満たない新しい組織ですが、今後、チームとしてどのようなことを実現していきたいと考えていますか?

私たちは、各事業を横断したチームだからこそ、各プロジェクトや日々の運用を通して得た知見を、それぞれの事業部に還元しながら、同時に他の事業部にも横展開していきたいと考えています。

一時的にプロジェクトに入ってそれで終わり、ではなくて、新しい壁を一緒に乗り越えるたびに、みんなで一緒にレベルアップしていくイメージですね。この会社には、それぞれフェーズの異なる事業が複数あるので、こうした知の共有は、会社全体の成長にとっても非常に価値あるものだと思っています。

──最後に、10年以上にわたって、ビズリーチ、Visionalで働くなかで、奈央さんが特に大切にしている考え方や姿勢などがあれば教えてください。

私自身、これまで、事業部のデザイナーから始まり、デザイン組織の広報、人事など、いろいろなことに挑戦する機会がありました。だからこそ、デザイナーの枠組みにとらわれずに、様々なことに挑戦しながら会社や事業の成長のためにコミットする働き方が私は楽しいと思いますし、この会社には、そうした仕事観を持つ人が多いと思っています。

職種や役割が違っても、この会社には同じ想いを持つ仲間が集まっていることには変わりません。だからこそ、そうした仲間と一緒に目的を達成するためなら、自分にストッパーをかけずに、何事にも挑戦していきたいと考えています。

──改めて、「変わり続けるために、学び続ける」というバリューを体現する姿勢が伝わってきました。

ありがとうございます。Visionalは、ずっと大きな変化の中で成長を続けています。だからこそ、この会社で働くうえでは、そうした変化を前向きに楽しむスタンスが大事なのだと思います。

私たちはこれからも、非連続な成長を目指し続けていきます。同じ想いを持つ方がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒に挑戦していただけたら嬉しいです。


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この記事の執筆担当者

松本 侃士/Matsumoto Tsuyoshi
1991年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2014年、音楽メディア企業に新卒入社し、音楽雑誌・ウェブサイトの編集や、採用などを経験。2018年、株式会社ビズリーチへ編集者として入社。現在は、ビジョナル株式会社の社長室で、Visionalグループ全体の採用マーケティング施策を担当している。


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