「宇宙×ビジネス」の可能性。JAXA様とともに、学生向けキャリアセミナーを開催しました。
2022年2月、株式会社ビズリーチ初のサスティナビリティプログラム「みらい投資プロジェクト」が始動しました。
このプロジェクトは、教育・官公庁・NPO・新産業など、プロ人材の力を必要とする社会貢献性の高い領域を対象に、当社がパートナーと共に、社会の課題解決を通じてより良い未来の実現を目指すプログラムです。本プログラムを通じて、「未来のプロフェッショナル人材の育成」や「未来の新産業創出支援」などに取り組みます。
2022年7月27日(水)、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構様(以下、JAXA様)と株式会社ビズリーチは、「未来の新産業創出支援」を目的とした連携協定を締結しました。今後、JAXA様とビズリーチは、宇宙分野を担う人材の拡大を目指し、新たなキャリア教育の実施等を行っていきます。
その第1弾の取り組みとして、2022年9月3日(土)、「宇宙×ビジネス」をテーマとした大学生向けキャリアセミナー JAXAと学ぶ「宇宙ビジネスのしごと・キャリア」を開催しました。この記事では、今回のイベント実施に至るまでの経緯、背景や、当日の模様をお伝えします。
●背景
今回のイベントは、ビズリーチのサスティナビリティプログラム「みらい投資プロジェクト」の一環である「BizReach Weekend」として開催しました。「BizReach Weekend」は、未来のプロフェッショナル人材となる子どもたちや学生、キャリア形成に主体的に取り組むビジネスパーソン向けに、それぞれの学びの機会を提供するものです。
今回は、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」をご利用いただいている大学生を対象に開催したもので、学年や専攻に関係なく参加を募りました。結果として、オフライン参加者26名、オンライン参加者約200名、大学1年生から大学院生まで文系・理系両方の学生が本イベントに参加してくださりました。
●当日の模様
当日は、JAXA人事部人事課課長土井忍様とJAXA発ベンチャー株式会社天地人COO・創業者百束泰俊様が登壇し、宇宙ビジネスの魅力や日本の宇宙ビジネスの未来について事例を交えながらお話しいただきました。
・宇宙ビジネスの魅力と未来について
宇宙ビジネスは、宇宙の「場」を活用するものと、宇宙から地球を観測した「データ」を活用するもの、というように大きく2種類に分けられます。「場」の活用についてJAXA土井様より、「データ」の活用については百束様より、それぞれの自己紹介を含めてご説明いただきました。
続いてパネルトークの中では、より具体的な活用例や今後の展望についてお話しいただきました。そのなかで、土井様より、宇宙の「場」の利用の仕方が多様化していること、多様な形の活用を実現するために様々なバックグラウンドを持つ多様な人材が求められている、という人材面の課題について言及がありました。
また、百束様からは、天地人のメンバー構成について、宇宙分野の専攻出身者は2割だけで、8割は非宇宙分野出身という説明があり、宇宙ビジネスは宇宙分野の専門家だけではなく、幅広い人材が活躍できるフィールドであることをお伝えできたと思います。
・座談会(オフラインでのみ開催)
会場参加者限定で実施した座談会では、学生からたくさんの質問が寄せられました。「日本の宇宙ビジネスのグローバルにおけるポジションは?」といった宇宙ビジネスそのものに関する質問や、宇宙ビジネスに携わるためのキャリアについての質問など多岐にわたる質問が出て、とても盛り上がりました。
●イベントを終えて
宇宙分野での新たなキャリアの選択肢や可能性を提供するという目的で開催した本イベントですが、参加者アンケートでは「宇宙分野の専門家だけが求められている業界という縁遠いイメージから、もう少し身近なイメージに変わりました」「意外と自分も関われる分野だと知れたので良かったです」といったお声をいただけた結果となりました。
また、ご登壇いただきましたお二人からはイベント終了後下記のコメントいただきました。
今後もJAXA様とともに「宇宙ビジネス人材の拡大輩出」に向けた取り組みを推進してまいりたいと考えております。また「BizReach Weekend」の今後の展開にもご注目いただければと思います。
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