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目指すのは、日本の「キャリアインフラ」。酒井哲也、ビズリーチ社長就任インタビューをお届けします。

2022年7月、株式会社ビズリーチ代表取締役社長に酒井哲也が就任しました。

代表メッセージは、こちら。

今回は、社長就任インタビューをお届けします。株式会社ビズリーチとして実現したいことや、経営や事業づくりにおいて大切にしていくことについて話を聞きました。


プロフィール

酒井 哲也/Sakai Tetsuya
2003年、慶應義塾大学商学部卒業後、スポーツライセンス関連企業に入社。その後、株式会社リクルートエイブリック(現:株式会社リクルート)で営業、事業開発を経て、中途採用領域の営業部門長などを務める。2015年11月、株式会社ビズリーチに入社し、ビズリーチ事業本部長、リクルーティングプラットフォーム統括本部長、取締役副社長などを歴任。2022年7月、現職に就任。


一人ひとりが覚悟を持ったキャリア選択をするための「選択肢」と「可能性」を提示する。

──2020年2月以降、酒井さんは副社長として、2代目社長の多田(洋祐)さんと並走しながら、株式会社ビズリーチのミッション「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」を掲げ、「日本の『キャリアインフラ』になること」を目指してきました。今回、酒井さんが3代目の社長に就任しましたが、改めて、今後、株式会社ビズリーチとして目指す方向性について聞かせてください。

今後もそのミッションを引き継ぎ、日本の「キャリアインフラ」になることを目指していきます。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」をはじめ、人財活用プラットフォーム「HRMOS」、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」など複数のサービスを展開する私たちだからこそ実現できる新しいHRの世界があるはずで、思い切ってチャレンジしていくという覚悟は今までと変わりません。

──「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」というミッションは、多田さんの強い想いが込められた言葉でもありますよね。

はい。この言葉には、多田さんが大切にしてきたことが大きく反映されています。この「信じられる」という言葉について、私の解釈を一つ加えるのであれば、自分の可能性を信じられるかどうかは、結局その人自身の覚悟が大切だと思っています。

もちろん、周りからアドバイスをもらうこともすごく大切ですが、様々な考えを取り入れながら、最終的には自分で決めていかなければなりません。自分で決めていく経験を繰り返していかないと、YESもNOも言えなくなってしまうのではないかと思います。逆に、意志と覚悟をもった選択を重ねていくことで、その人なりの理想のキャリアだったり、働くうえで大切にしたい価値観が醸成されていくのではないかと思っています。

私自身としては、一人ひとりがキャリアにおいて覚悟を持った選択をするための「選択肢」と「可能性」を提示するインフラをつくることにこだわっていきたいです。

例えば、「ビズリーチ」では、会員様に「選択肢」というドアと、そのドアを開いた先に広がる景色、つまり「可能性」を提示することをミッションとして掲げています。「ビズリーチ・キャンパス」についても同じで、たくさんのビジネスパーソンとの出会いを通して、学生の皆さんに「選択肢」と「可能性」を提示しています。「HRMOS」シリーズについても、働き方に関するデータを統合することによって、個人の観点で見ると、例えば、「~の経験を積めば、次は~のような挑戦ができる」というように、その会社における新しいキャリアの「可能性」が見つかるかもしれません。

私たちはこのように、各サービスを通して「選択肢」と「可能性」を提示することを目指しており、それが一人ひとりが覚悟を持ってキャリアを選択することに繋がっていくのだと思います。

──酒井さんが、「選択肢」と「可能性」という言葉に強い思い入れを持つ背景について聞かせてください。

幼少期から父に、「人様に迷惑をかけなければ、どのような選択をしてもいい。ただ、責任は自分で取るように。」と言われながら育てられてきました。そうすると面白いもので、「自分で決めなさい。」と言われると、何事においても深く考えるようになるんです。もし、自分で選択したことがうまくいかなかったとしても、後悔の矛先は自分以外にない。ですので、自分で悩み、自分で決めるということが何よりも大事だと思いながら生きてきました。

私は、大学卒業後、スポーツライセンス関連のスタートアップに新卒入社したのですが、その会社は入社して1年ほどで倒産してしまいました。突然の出来事で戸惑いがなかったわけではないですが、スポーツのビジネスに携わりたいと入社を決めたのは自分でしたし、自分が納得して選んだ道だったからこそ、その状況を受け入れていこうと思いました。

後悔することのないように、一つひとつの選択に対して覚悟を決める。だからこそ、どんなに辛い時でも頑張れるのだと思っています。

───1社目の経験談がとても象徴的なように、自分の選択の結果をしっかり受け止めながら進んでいく姿勢に、酒井さんの強い信念を感じます。

私は、意識的に後悔という言葉を使わないようにしています。実はそれは、私自身が後悔しやすいタイプであることを自覚しているからです。

例えば、小学生時代のあるバスケの試合をいまだに思い出したりします。迷いに迷って右にパスを出し、結果負けてしまった試合です。「なぜ、直感に従って左にパスを出さなかったのか」と考えることもありますが、あの時は悩みながらも納得して選択できたと思うと、後悔はなくなるんです。

逆に言えば、もし過去の選択を否定してしまったら、この先判断することができなくなってしまいます。一つひとつの納得した選択を積み重ねていくことが、後悔のない現在に繋がると気付いたんです。

経営や事業運営においても同様です。時には「この時に~すればよかった。」と考えてしまうこともありますが、この先どうするかを考え行動することが全てであり、そうすることでしか現実は変えられない。どのような時もこう考えるのが、私の性格なんだと思います。



一日でも早い「キャリアインフラ」の実現に向けて、何よりも「実行」にこだわり続ける。

──酒井さんは、株式会社ビズリーチで一緒に働く仲間たちに何を求めますか?

そうですね、Visional Wayの中に「価値あることを、正しくやろう」といったバリューがありますが、これらのバリューを重んじながら経営をしていくことについては、多田さんと同じスタンスです。

私は、大枠のベクトルとして正しい方向に向かっているのであれば、極論、ゴールに行き着くまでの道筋は幅を持たせてもいいと思っています。とはいえ、そのプロセスの中で世間に対してこそこそしながら進んでもいいというわけではありません。よく仲間たちには、「道の真ん中を堂々と突き進もう。」と伝えているように、どんな時も公明正大であってほしいと思っています。

──これから酒井さんがつくろうとしている経営チームや、今後の酒井さんなりの経営スタイルについて教えてください。

HR Tech業界においては、戦略の優劣よりも、その戦略をどのように「実行」するかが重要であり、その点においてでしか他社との差を出すことができないと考えています。そのため、頭でっかちになって立ち止まってしまうのではなく、何よりも「実行」にこだわる経営を推進していきたいです。

株式会社ビズリーチは、「日本の『キャリアインフラ』になる」ことを目指しているので、一日でも早い実現に向けて、一つひとつの施策を実行に移していくことが何よりも重要だと考えています。だからこそ、一緒に働く仲間たちや今後ジョインしてくださる方たちには、視座、視点を高く、視野を広く持ち、「実行」にこだわるという姿勢を強く持っていてほしいと思います。

──酒井さんが考える「実行力」について、詳しく教えてください。

これまでの株式会社ビズリーチを振り返ると、大きな目標を実現する時には、みんなで同じ方向を向いて突き進むエネルギーが、組織としての実行力を担保していたと思います。だからこそ、組織づくりの領域がすごく大事だと考えています。

今回のFY23の全社キックオフにおいて、「BUKATSU(部活)」のような会社を作りたいとお話しさせていただきました。これはもちろん、体育会の部活のような風土を目指すという話ではありません。集まった仲間たちが、自然に一つの目標に向かって夢中になれる。仲間と一緒に突き進むエネルギーを、組織としての実行力に変えていく。それが株式会社ビズリーチの組織づくりにおける大事なテーマです。

そして同時に、組織に属する一人ひとりのメンバーには、「プロフェッショナル」であることにこだわってほしいと思っています。一人ひとりがプロフェッショナルになることでしかチームは強くなれませんし、そうしたチームができれば、組織としての実行力は格段に増します。

「プロフェッショナル」というと難しく捉えられてしまうかもしれませんが、つまりは、向上心と好奇心を持って働くということだと思っています。例えば、私は1社目で洋服をたたむ仕事を任せられたのですが、反復作業の仕事であっても、「何分でたためるか」「S/M/Lサイズを同幅でたたむにはどうしたらよいのか」など、向上心と好奇心を持って楽しみながら取り組んでいました。

一緒に働く仲間たちには、「もっと~したら楽しいのに」「なんで、これは~になっているんだろう?」といった好奇心を持ち続けることを、目の前の仕事に取り組む源泉にしてもらいたいですし、日々学び続け、成長し続けてほしいと強く思います。

──「キャリアインフラ」の実現に向けて、現在、何合目あたりまで進んでいると考えていますか? 

それぞれのサービスを、働く個人の時間軸の中で繋いでいく(例:就職活動の時に「ビズリーチ・キャンパス」を使い、社会に出た後に「ビズリーチ」を使う)ことや、転職支援だけではなくビジネスパーソンの今後のキャリア全体をサポートできるサービスを実現していくことを踏まえると、まだまだ登り始め、つまり、スタートラインに立ったばかりだと認識しています。

インフラとは、世の中にとって「なくてはならないもの」ですよね。その意味で言えば、それぞれのサービスの規模をさらに大きく成長させていかなければいけませんし、その先にある「キャリアインフラ」実現への道のりはまだ始まったばかりだと思っています。

目標が大きいからこそ乗り越えなければいけない壁はたくさんありますが、一人ひとりに寄り添いながら必要なサービスとして成長できるよう、これからもビズリーチは挑戦し続けていきます。


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この記事の執筆担当者

松本 侃士/Matsumoto Tsuyoshi
1991年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2014年、音楽メディア企業に新卒入社し、音楽雑誌・Webサイトの編集や、採用などを経験。2018年、株式会社ビズリーチへ編集者として入社。現在は、ビジョナル株式会社の社長室で、Visionalグループ全体の採用マーケティング施策などを担当している。


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