見出し画像

「Assured」、千葉県柏市様と連携協定を締結。安心安全なクラウド活用により、自治体DX加速へ。

2023年1月24日、クラウドリスク評価「Assured」を運営する株式会社アシュアードは、千葉県柏市様と、安心安全なクラウド活用推進に向けた包括連携協定を締結しました。

締結に伴い、柏市役所にて調印式を開催し、柏市の太田和美市長よりDXの取り組みと連携の背景を、アシュアード代表の大森厚志より柏市様との取り組みと今後についてお話しました。

今回は連携協定の背景や柏市様との取り組みについてお伝えします。


政府も積極的に推進する「自治体DX」とセキュリティ対策

社会のデジタル化が進む中、自治体においてもデジタル化が強く求められており、2022年9月には総務省が「自治体DX推進計画」を改訂、12月には「デジタル田園都市国家構想」の総合戦略が閣議決定されるなど、政府としても自治体DXを強く後押ししています。

一方で、情報漏えいのインシデント等からセキュリティ不安を感じ、電子行政サービスを利用しない方が多いというデータもあります。

そうした背景を踏まえ、自治体のDXを促進し、電子行政サービスを安心・安全に住民の方へ届けるため、2022年3月、総務省の「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」が改定されました。自治体がデジタル活用を進める上で利用するクラウドサービスなど、外部サービスのセキュリティ対策・管理の厳格化が追記されています。

しかし、クラウド利用に関わるセキュリティ対策は世の中でも新しい取り組みであり、体制構築や運用面などに苦慮されている自治体が多いのではないかと思います。


自治体として初となる「Assured」の導入

柏市様ではいち早くDX推進に着手し、2022年4月に「柏市DX推進ガイドライン」を策定し、オンライン申請の拡大、電子図書サービスの提供、出張所等でのキャッシュレス決済環境の整備等を進めています。

積極的にDXを推進する柏市様では、セキュリティ対策に関して下記のお悩みをお持ちでした。

・定期的な部署異動(3~5年目安)があり、セキュリティ専門人材の育成が難しい。
・属人的なセキュリティリスク評価になってしまっている。
・総務省ガイドラインに従って評価・選定基準を改定する必要があるが、改定作業に工数がかかる。
・リスク評価業務にかかる膨大な工数を、更なるDX推進に向けた業務に割きたい。

そこで、上記を解決するツールとして、自治体で初めて「Assured」を導入いただき、市民サービス等で使用しているクラウドサービスのセキュリティ再評価などを進めています。これまでに実施した調査では、リスク評価にかかる工数が約8割削減されるなど、業務の効率化が実現しています。


自治体DX推進に向けた連携協定の締結

柏市様と様々な課題を共有する中で、「Assured」がクラウドリスク評価サービスを提供する過程で培った知見やノウハウが、自治体の皆さまの安心・安全なクラウド活用の推進に貢献できるはずだと確信し、この度その第一歩として、包括連携協定を締結しました。

調印の様子(左:アシュアード代表 大森 / 右:柏市 太田市長)

具体的には、自治体における安心・安全なクラウドサービスの選定基準策定や、属人性を排したリスク評価・管理プロセスの構築による持続可能なクラウド利用体制の構築などに関して、連携して取り組んでいきます。

太田市長からは、「双方の力を合わせて、安心安全なクラウド活用を促進し、『便利さ』と『安心安全』を両立したDX推進に繋がることを期待しています。」とのお言葉をいただきました。

「お客様の本質的課題解決」というVisional Wayのバリューにあるように、「Assured」は今回の取り組みを通して、クラウド活用に関する自治体の皆様の課題解決を目指しています。柏市様と連携しモデルケースを確立することで、他の自治体へも展開し、全国の自治体DXの加速に寄与していきたいと考えています。

「Assured」は2022年1月の正式リリースから1年が経過し、現在はDXを推進する大手企業様を中心に活用いただいています。今後は民間企業様のみならず、自治体の皆様にも安心安全にクラウドを活用いただけるよう、価値あるサービスを提供してまいります。


関連記事


採用情報


この記事の執筆担当者

山崎 瑞季/Yamazaki Mizuki
神戸大学発達科学部卒業。2016年、大手旅行グループの広告代理店に新卒入社し、インバウンド観光プロモーションや地方創生に関わる業務を担当。その後、PR代理店にて営業、コンサルティングなどを経験し、2022年、ビジョナル株式会社へ入社。社長室 グループコミュニケーショングループにて、VisionalのグループPRや、社内外のコミュニケーションに関する様々な取り組みに携わる。


「All Visional」Twitterアカウントは、こちら


この記事が参加している募集

オープン社内報

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!