プロダクト開発メンバーが語る、私たちが「Assured」の立ち上げに挑戦する理由。
こんにちは。Assured事業部 人事の川添です。
2022年1月25日、Visionalグループの新事業として、クラウドリスク評価「Assured(アシュアード)」を正式リリースしました。
事業概要や今後のビジョンについてまとめた記事は、こちら。
今回は、プロダクト開発を担うプロダクトマネージャーの鈴木和幸さん、エンジニアの岩松竜也さん、内山陽介さん、ファンイーミンオリバーさんにインタビューを行い、Assured事業部にジョインしたきっかけや、開発において大切にしている価値観、また、この環境でしか味わえない面白さについて聞きました。
プロフィール
家族や友人に胸を張って誇れるような、価値ある事業をつくりたい。
──はじめに、これまでの経歴と入社のきっかけについて聞いていきたいと思います。まず、鈴木さんからお願いします。
鈴木:2013年に、エンジニアとしてリクルートホールディングスに新卒入社しました。入社してすぐに新規事業の部署で複数のサービスの立ち上げを経験した後、投資の部署に異動となり、リクルートが投資するスタートアップの事業開発を支援する仕事をしていました。その後、希望してリクルートマーケティングパートナーズに転籍となり、「スタディサプリ」のtoB向けSaaS事業の開発に携りました。
当時、もともと転職活動をしていたわけではなかったのですが、知人経由で大森さんからお声がけをいただき、「Assured」の事業構想について聞きました。僕自身、それまで新規事業の立ち上げに携わっていたり、スタートアップと近い立場で仕事をしていたため、「Assured」立ち上げというゼロから事業をつくる機会に魅かれ、2020年7月に入社しました。
──続いて、オリバーさん、お願いします。
オリバー:2015年にエンジニアとしてサイバーエージェントに入社しました。入社前の2013年から、内定者として既存事業の海外展開へのチャレンジなどを経験し、入社後は、「ABEMA」「Ameba Ownd」や、新規事業のプロダクト開発にバックエンドエンジニアとして携わり、リーダー、システムアドミンも務めさせていただきました。
その後、AIスタートアップのABEJAにジョインして、AIプラットフォームの開発や事業開発、また、シンガポール支部との調整など、いろいろな経験を積ませてもらいました。
そして、今後のキャリアを見据えて、「自らの手で物を作って売りたい」「より上流から事業づくりに関わりたい」と考えていた時に、大森さんからお声がけいただいて、「Assured」立ち上げの話を聞きました。
それまで自分も事業づくりに携わってきたなかで、セキュリティ領域のペインは当事者として理解していたので、その構想に深く共感しました。また、当時既に鈴木さん、岩松さんが集まっていて、お二人と話すなかで、このチームなら大きな壁を一緒に乗り越えられる、成功角度も大きく上がると感じ、ジョインを決めました。
──岩松さんは、新卒で株式会社ビズリーチに入社していますが、Assured事業部にジョインするまでの経緯について教えてください。
岩松:2015年に新卒でビズリーチにエンジニアとして入社し、はじめに配属されたのが、今の「HRMOS採用」の前身となる「スタンバイ」の企業向けサービスでした。その後のピボットを経て、あしかけ5年ほど「HRMOS採用」の開発に携わってきました。
途中から並行して、エンジニアの新卒採用リクルーターを担当し、いろいろな学生の皆さんとお話しさせていただくなかで、改めて自分自身のエンジニアとしてのキャリアについて考えていた時期がありました。その頃に、僕の入社同期である大森が新規事業を立ち上げるということで相談をもらう機会が多くなり、彼と話しているうちに「Assured」に興味を持ち手伝い始めたことが参画のきっかけとなりました。
僕自身、「HRMOS採用」の開発に携わるなかで、セキュリティチェックシートに回答した経験があったので、この領域におけるペインや実情は肌で感じていました。
──続いて、内山さん、これまでの経歴と入社のきっかけについて教えてください。
内山:大学時代に、ベンチャー企業の手伝いでiOSエンジニアとしてアプリの開発に携わったのがエンジニアとしてのキャリアのスタートでした。2012年にサイバーエージェントに新卒入社してからは、サイバー・バズでアプリやブロガー向けのモニターサービスの開発に携わり、2014年にシロクに異動してからは、モバイルアプリ向けのSaaS開発全般とプリセールス、テクニカルサポートを担当していました。
その後、2019年にアマゾンウェブサービスジャパンにジョインして、ソリューションアーキテクトとして、お客様への技術的な支援を担当していました。お客様が手掛ける世の中を変えるような素晴らしいプロダクトのご支援はとても貴重な経験ではありましたが、一方でどうしても間接的にしか関与できないもどかしさを感じていました。そして、自分の手で、チームの一員として価値あるプロダクトをつくり、提供する側になりたいと考えるようになりました。
そのなかで大森さんにお声がけいただき、今ここにいるエンジニアのメンバーと話すなかで、「事業を伸ばすために、どのように技術を活用していくか」というエンジニアチームの共通の考え方に触れ、僕自身の考え方と一致していると思いました。
一番大きな入社の決め手としては、大森さんから、「家族や友人に胸を張って誇れるような価値ある事業を一緒につくっていきましょう」と熱い言葉をもらったことです。そして、まさに立ち上げフェーズに携わることができるのは今この瞬間しかないと思い、入社を決めました。
あの時に大森さんがかけてくれた言葉は、まさにVisional Wayのバリューの1つ「価値あることを、正しくやろう」に通じるものでした。このバリューをはじめ、Visional Wayの一つ一つの言葉に共感したことも、入社の決め手として大きかったです。
日本国内で類似サービスがないからこそ、挑戦のしがいは大きい。
──続いて、プロダクト開発チームの体制や業務の進め方について教えてください。
鈴木:僕がプロダクトマネージャーとして要件定義などを担当し、3人はフルスタックエンジニアとして開発全般を担っています。また、デザイナーの戸谷(慧)さんも開発に参加しています。
岩松:僕と内山さんがバックエンド、オリバーさんがインフラ領域、鈴木さんがフロントエンドに強みを持っているので、お互いにカバーし合いながら開発を進めています。
鈴木:開発は、リズムを作るうえでスプリントの期間を2週間と決め、GitHubのカンバンでタスクを管理しながら各自にアサインして進めています。また、これは今の組織サイズだからできることですが、毎日、ビジネス開発のメンバーを含めた事業部全員でスタンドアップを行っています。ビジネス開発チームとプロダクト開発チームがお互いに進捗共有を行い、事業部全体で、常に透明度の高い形で情報共有できる状態を意識しています。
あとは、日々働くなかで、雑談をはじめとした何気ないコミュニケーションも大切にするようにしています。「仲がよい」というと稚拙に聞こえてしまうかもしれませんが、事業部全体で一緒に一つの大きな目標に向かって邁進していくためには、そうしたコミュニケーションはとても大事だと思っていますね。
──「Assured」のプロダクト開発チームで働くからこそ味わえる面白さについて教えてください。
オリバー:まず、この立ち上げフェーズに携わることができる面白さがあると思います。どういうプロダクトがお客様に求められているのか、どのように形にするのがよいかについて、ゼロからチームで考えることができます。日本国内で類似サービスがないからこその難易度はありますが、そのぶん、挑戦のしがいは大きいと思っています。
鈴木:「Assured」は、toB向けのSaaSプロダクトであり、同時にプラットフォームでもあります。クラウドサービスを利用する企業様と、提供する企業様、その双方を繋ぐプラットフォームを通して、世の中全体の流れを大きく変えていく。そうした野心的な構想を描きながら開発ができることをとても面白いと感じています。
「サイバーセキュリティ」という言葉について、IT業界で働く人たち向けのテッキーな言葉というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、実際は、クラウドサービスを利用する全ての企業様がお客様であり、IT業界以外の企業様も多いのです。そうしたお客様のクラウドサービス導入をサポートしていくことによって、世の中全体のDXのスピードを加速させていく。こうしたダイナミックな挑戦ができるのは、まさにAssured事業部ならではだと感じています。
岩松:クラウドサービスを利用する企業様と提供する企業様という2種類の異なるお客様と向き合いながら、その間の負を解消していくという意味においては、「Assured」の事業構造は「ビズリーチ」に通じる部分も大きいかもしれません。社会全体の大きな課題の解決に挑戦できるのは、ビズリーチの再現と感じることもあってとても面白いと感じています。
不確実性を楽しみながら、世の中の革新を支えていく。
──技術的な面で工夫していることや意識していることはありますか?
鈴木:先ほどの内山さんの話にも通じますが、事業を成長させることをチームの共通の目的としてまず置いた上で、それに対して合理的な技術選定をしていくことには全員でこだわっています。単に新しい技術に飛びつくのではなく、みんなで意見を出し合いながら、自分たちに最も適するツールを精度高く選定するように意識しています。
オリバー:一人一人のメンバーが、それぞれ異なる強みや経験を持ち合わせているからこそ、全員で話し合うことをとても大切にしていますね。また、他のメンバーがキャッチアップできるように、お互いに助け合い学び合える環境も意識しています。
内山:技術選定について加えると、前職でソリューションアーキテクトを担当していた観点からすれば今使っている技術は、一見するとこのフェーズに合わないと思われるものもあります。例えば、Scala、Kubernetesなどは、学習コスト、運用コストなどを踏まえると、世の中的には活用難易度が高いと言われています。それでも、本来の目的に向けて突き進んでいくために、メリットを追求しながらデメリットを潰していく技術力がある。それこそが、このチームの強さであると思っています。
岩松:また、僕たちエンジニア自身が、実際にサービスをご利用いただいているお客様との商談に参加する機会も多くあります。
内山:Assured事業部の文化になっていますが、ビジネス開発チームのメンバーが、「お客様とのMTGに同席しない?」とカジュアルに声をかけてくれます。このように、お客様の声を生で聞ける機会は、プロダクト開発においてとても大切なものだと思っています。
岩松:また、Visionalグループの一員としての「Assured」である点も大きいと思っていて、開発を進めていくうえで、他の事業部の先輩や仲間たちにたくさん相談をさせてもらっています。
開発に限らず、Visionalの仲間たちが事業を大きく前進させるためのヒントや機会を与えてくれることも多くて、Visional全体として「Assured」を応援してくれているというムードは、とても頼もしく感じていますね。
──現在、プロダクト開発と並行して、みんなで一丸となって「仲間づくり」にも取り組んでいるかと思います。最後に、どのような方と一緒に働きたいかについて教えてください。
岩松:1つ目は、高い目的意識を持って、事業のために何が正しいか合理的に判断して行動できる方。2つ目は、チームの仲間たちとの協調を大事にする方。そして3つ目が、不確実性に挑戦できる方です。
新規事業の立ち上げという不安定な環境において、むしろそうした環境を楽しみながら、一緒に課題解決に向けて邁進できる方と一緒に働けたら、とても頼もしいです。
内山:また、「Assured」が描くビジョンに共感してくれる方と一緒に働けたら嬉しいですね。「Assured」を通して、世の中の革新を加速させていきたい。こうした僕たちの想いに共感してくれる方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お話ししたいです。
※「All Visional」では、事業部長の大森厚志さんをはじめとした「Assured」の事業づくりを推進するメンバーへのインタビュー記事、および、デザイナー戸谷慧さんのインタビュー記事を合わせて公開中です。
また、「Visional Engineering Blog」では、プロダクト開発メンバーの取り組みについてまとめた記事を公開中です。ぜひ、合わせてご覧ください。
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