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プロフェッショナルの叡智を集め、価値ある出会いを生み続ける。「ビズリーチ」ヘッドハンターコミュニティの取り組みに迫る。

今回は、ビズリーチ事業部におけるESS統括部の取り組みについて紹介します。

ESS(Executive Search Support)統括部とは、「ビズリーチ」の会員様と、「ビズリーチ」をご利用いただいているヘッドハンター様の出会いを支援する組織です。会員様は、サービス上におけるヘッドハンター様との出会いを通じて、キャリアの棚卸をしたり、キャリアにおける新しい選択肢を紹介してもらうことができます。会員様が新しいキャリアを切り開いていくうえで、ヘッドハンター様はとても大きな役割を果たしています。

2021年、ESS統括部は、「ビズリーチ」をご利用いただいているヘッドハンター様を対象としたコミュニティの運営をはじめました。今回は、ESS統括部でコミュニティマネージャーを務める須田瑞季さん(トップ写真:中央)、西田麻衣さん(トップ写真:右)、森田大地さん(トップ写真:左)に、コミュニティ運営の目的や今後の展望などについて聞きました。


プロフィール

須田 瑞季/Suda Mizuki
東京農業大学大学院農芸化学専攻を修了後、2018年に新卒で株式会社ビズリーチに入社。ビズリーチ事業部において採用企業向けサービスの新規開拓営業を経験した後、2019年8月よりESS統括部に異動。既存顧客のセールス担当を経て、現在は事業推進グループにてデータ分析や事業企画業務を担いながら、ヘッドハンターコミュニティのコミュニティマネージャーを務める。

西田 麻衣/Nishida Mai
新卒でICTアウトソーシング営業を経験後、株式会社キャリアデザインセンターへ入社。求人掲載いただいた企業様へのカスタマーサクセスを経て、2017年7月に株式会社ビズリーチへ入社。インサイドセールス部のアシスタントを経て、現在はビズリーチ事業部ESS統括部にてヘッドハンターコミュニティの運営に従事。その傍ら、部内報「となりーち」の編集長も担当。

森田 大地/Morita Daichi
京都大学経済学部を卒業後、2017年に株式会社ビズリーチに新卒入社。人財採用部にて自社の新卒採用を担当後、ビズリーチ事業部に異動。現在はESS統括部にて事業推進グループのマネージャーを担当。趣味はクラフトビール。


プロフェッショナル同士の交流を通して、ともに学び合う機会を提供する。

──「ビズリーチ」と言えば、企業から直接スカウトが届くというイメージを持っている人が多いと思いますが、改めて、「ビズリーチ」におけるヘッドハンター様の位置付けについて教えてください。

須田:ヘッドハンター様は、採用企業様と同じように、私たちにとって「ビズリーチ」をご利用いただくお客様であることは変わりないのですが、同時に、キャリアについて考える会員様にとっての重要なパートナーでもあると考えています。

転職は、人生にとって大きな転機。自身のキャリアについて考えるなかでは、どうしても不安を感じる場面もあると思います。そうした場面で、これまで数多くの求職者の転職を支援してきたヘッドハンター様との出会いを提供することも、「ビズリーチ」の会員様への提供価値の一つだと考えています。

──ヘッドハンター様を対象としたコミュニティを立ち上げた背景について教えてください。

須田:きっかけは、私たちの中で、「人材紹介業界のあるべき姿について考えよう」というテーマで議論したことでした。

人材紹介業の会社は、現在2〜3万社ほどあると言われています。これは大手のコンビニの店舗数よりも多いんですよ。モノが必要ない業態であり、元手になる資金があれば比較的始めやすいため、参入者がとても多い業界です。

森田:新規参入が多いため、提供するサービスにおいては幅があるのが実態です。実際、「テンプレートのスカウトを大量に送られてきてがっかりした」などの求職者側のお声も聞きました。「相談すると、特定の転職先を無理やり案内されるのではないか」という不安の声も聞きますね。実際、私自身も業界に対してそうした先入観があったのが本音です。

一方で、私がESSに異動してから、「ビズリーチ」を利用されているヘッドハンターの皆さんは、プロフェッショナルな方々がとても多いことに驚きました。転職支援に特化して20年以上関わられているベテランの方や、自身もその業界で働いた経験を持ちながら業界特化で採用・転職支援をされているスペシャリストなど様々な方がいて、こうした方々と一緒に業界のあるべき姿を考えたいという想いでコミュニティを立ち上げました。

──現在は、どのようなミッションを掲げてコミュニティを運営しているのでしょうか?

須田:「プロフェッショナルの叡智を集め、価値ある出会いを生み続ける。」というミッションを掲げています。

私たちが最終的に提供しようとしている価値は、会員様が幅広い選択肢の中から主体的にキャリアを選択できるようにすること、そして世の中の企業が、採用成功を通じて事業を前に進められることだと考えています。プロフェッショナルなヘッドハンターの皆さんの叡智を集約し、ともに学ぶ場をつくることで、会員様と世の中の企業の価値ある出会いを最大化していけるように活動していきたいです。

西田:そのために、コミュニティを通して、学びの機会や他社のヘッドハンター様同士の交流の機会を作っています。そこでの出会いが、コミュニティに参加している個人の活動、また、業界全体をより良いものにしていくことに繋がればと考えています。

──具体的には、どのような活動を行っているのですか?

須田:主にはSlackを通じての交流とイベントや勉強会などの企画を行っています。だいたい月に1〜2回程度で何かしらの交流の機会を作れるようにしていますね。

これまでには、私たちが主催している「ヘッドハンターアワード」受賞者のパネルディスカッション企画や、マネジメントの勉強会、「エージェント企業の自社採用について」などのテーマごとの情報交換会など、コミュニティメンバーのニーズに合わせた企画を行ってきました。

西田:開催してみての気付きとしては、皆さんそれぞれの仕事のやり方を確立されているんだなということです。ヘッドハンターの仕事内容って職人技になりがちで、業界の中でお互いに交流する機会も多くない。参加いただいているメンバーの方たちからは、「毎回新しい視点をもらって、自分のやり方を見直すきっかけにもなった」などのお声もいただいていますね。



変わり続ける時代の中で、求職者への提供価値を磨き続けていく。

──「プロフェッショナルの叡智を集め、価値ある出会いを生み続ける。」というミッションの実現に向けて、今後チャレンジしようとしていることはありますか?

須田:ヘッドハンター同士の繋がりをつくるサポートには力を入れたいと考えています。これまでも例えば、マネジメントの悩みを抱えている方がいらっしゃった場合にマネジメントの勉強会を企画したり、ご家庭とお仕事の両立などのテーマで悩みを抱えているメンバー同士をお繋ぎして出会いの機会を生むなども取り組んでいました。お繋ぎしたことがきっかけで「もう少し話したくなったので」とランチやディナーなどに行ったよと報告をくださる方などもいるのは嬉しいですね。

西田:また意外に盛り上がるのが、ビズリーチのプロダクト開発メンバーにプロダクトへの改善点を共有いただく場です。実際にお声を頂く機会はビズリーチ事業部としてもとてもありがたいですし、一つの共創の形として今後も定期的に開催していきたいと考えています。実際に、頂いたお声がプロダクトの改善に繋がった事例もあります。

須田:また、外部発信の機会なども増やしていきたいです。「ヘッドハンターアワード」受賞者をはじめ、多様なプロフェッショナルのヘッドハンターに参加いただけているのがこのコミュニティの特徴で、実際、運営として参加している私たちは、日々皆さんから多くを勉強させてもらっています(笑)。

森田:この学びはコミュニティに参加していないヘッドハンターの皆さんや、もっと言えば採用企業や転職者の方々にとっても必要な話になりえるとも思っています。コミュニティ発信でのイベントや調査レポートなどにも、今後は取り組んでいけると面白いなと考えています。

須田:さらに言えば、コミュニティの活動を通じて未来のトップヘッドハンターが生まれていく循環も作れたらとは考えています。実際、コミュニティの年齢層は比較的広く募っているのですが、既に業界のトップランナーとして走られている方々とこれからトップランナーになっていく皆さんが繋がっていくことにも価値があると信じています。

実際にお話しすると痛感するのですが、業界トップランナーの皆さんの仕事の哲学を聞くと、「なるほど、ここまで深く求職者の方のことを考えるのか」「企業のことをここまで深く理解したうえで支援をするんだ」など一つひとつの取り組み方に衝撃を受けます。そうした刺激を受けてこのコミュニティから未来のトップランナーが次々に生まれていくような場にできれば嬉しいです。

──今後、どのような方にコミュニティに参加してほしいと考えていますか?

須田:コミュニティのミッションに共感していただける方には、ぜひ参加してほしいですね。テクノロジーの進化に伴い、いろいろな仕事が代替されていくという話はありますが、どれだけ時代が変わっても、一人ひとりに寄り添いながら、求職者のキャリア選択をサポートするヘッドハンター様の価値は変わらずに残り続けると思っています。

ただ、今まで以上に提供価値を磨いていくことが求められていることは間違いないのかなと。今の時代だからこそ、人材業界自体のあるべき姿を考え、その中で具体的な取り組みまでご一緒に推進していただけるような方々とご一緒できれば嬉しいです。

とはいえ参加する理由は多様でいいのかなとも思っています。個人としてスキルアップの機会もありますし、他の参加者の方々との繋がりを求めて参加いただく、で良いと思っています。新しい仲間ができるのは、私たちとしても嬉しいです。

西田:むしろ、人材業界経験が必ずしも長くない方にもご参加いただきたいなと思っています。「業界のあるべき姿」というと大きなテーマでとっつきにくいところもあると思いますが、参加する理由はまさに多様でいいのかなと。それよりも、参加者の幅が広くなることで生まれる化学反応も大きくなると思いますし、それこそが私たちが目指すべきところだとも考えています。


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