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関西オフィス、第二創業期へ。今まで以上に大きな変化を起こしながら、関西エリアから新しい可能性を追求し続けていく。

この記事では、株式会社ビズリーチの関西オフィスについて紹介します。

株式会社ビズリーチは、日本の「『キャリアインフラ』になる」というビジョンを掲げており、その実現のためには、日本の各エリアの企業様にビズリーチの各サービスをご利用いただくことが不可欠になります。関西オフィスは、日本の第二の経済圏である関西エリアの企業様にダイレクトリクルーティングを広める役割を担うオフィスで、規模の拡大に合わせて、新しく専任のマーケティング組織やコーポレート組織が設立されています。

関西オフィスは、2023年8月に新しいオフィス長を迎えています。今回、現在のオフィス長を務める西野貴彦さんにインタビューを行い、前オフィス長の北野さんのインタビューからの約2年間の関西オフィスの変化や、関西オフィスが大切にしているカルチャーや価値観、また、これから今まで以上のブレイクスルーを実現していく上で大切にしたいことなどについて話してもらいました。


プロフィール

西野 貴彦/Nishino Takahiko
IT販売会社に7年在籍し、法人営業、商品企画、新規事業開発を経験。2017年3月に株式会社ビズリーチに入社し、「ビズリーチ」「HRMOS」の事業企画部長、ビズリーチ社の経営企画室長、M&A子会社のPMIオーナー・事業責任者を歴任。2023年8月から、関西の企業向けにHRコンサルティングを行うビズリーチ事業部 関西オフィスの支社長を務める。


「やったらええねん」のスタンスで、お客様の期待を超え続ける。

──西野さんは、2023年8月にオフィス長に就任しました。それまで長年にわたり関西オフィスを牽引し続けてきた北野さんからオフィス長を引き継ぐ際、何かメッセージなどはありましたか?

北野さんから明確にこうしてほしいということはほとんど言われていなくて、新しい視点で関西オフィスの現在地をフラットに見極めて、今後どのような変化を起こしていくべきかを考えてもらいたい、という旨の言葉をもらいました。

ただ、これはこの後の話の中で改めてお伝えしようと思うのですが、新しい変化の中においても、これまで関西オフィスが大切にしてきた価値観やカルチャーは、変わらずに持ち続けていきたいと思っています。

──関西オフィスが大切にしている価値観やカルチャー、または組織としての強みについて、西野さんはどのように捉えていますか?

日々、一人ひとりのメンバーから、関西という地域、また、関西の企業様に対する非常に強い想いやエネルギーを感じていて、そうした原動力はこれからも組織として大切にし続けていきたいと感じています。

また、組織全体に、何をするにしても、少しでも「面白くしよう」「楽しくやろう」とするカルチャーがあって、例えば、新しいメンバーの歓迎会や異動するメンバーの送別会をはじめとした一つひとつの社内イベントを開催するにしても、そこに強いこだわりが込められています。自分たちの組織、また、同じ組織の仲間たちを大切にする関西オフィスのカルチャーを、日々いろいろなシーンで感じています。

──昨年のオフィス移転の時も、新しいオフィスづくりを自分ごととして捉え、有志のメンバーが総務のメンバーと連携しながら引越しプロジェクトを進めたり、会議室の名前をオフィスの仲間たちの声を集めながら決めたりしていましたね。とても関西オフィスらしい取り組みだと思いました。(詳しくは、こちら。)

そうですね。北野さんの口癖だった「すべてを面白く」という考え方が、一つひとつの仕事や社内のイベントに根付いていると感じますし、それこそが関西オフィスの大きな特色であり、強みなのだと思います。

──逆に、関西オフィスの組織としての課題や今後の伸び代についてはどのように考えていますか?

もしかしたら、先ほどの「すべてを面白く」という話と少し矛盾するかもしれないのですが、良くも悪くも真面目だなと感じることがあります。かつては、ある程度定められていたやり方を忠実にやり抜くことが組織としての成長に繋がっていたフェーズもあったと思うのですが、今後、関西オフィスとして今まで以上に大きなブレイクスルーを実現するためには、既存のやり方に囚われることなく新しい挑戦をしていくこと、組織としてアップデートし続けていく必要があると感じています。

それを踏まえて、僕が関西オフィスの皆さんにお伝えしているのが、「一点突破」というキーワードです。一人ひとりのメンバーがそれぞれ任されている領域において、自分自身がこだわりたい、こだわるべきだと思うことを徹底的にこだわり抜く。そうした一人ひとりの殻を突き破るようなエネルギーが、一社一社のお客様へのさらなる提供価値に繋がるはずで、そこにこそ僕たちが介在する意義があるとお伝えしました。

オフサイトミーティングの日に撮影した集合写真

また、現在は「やったらええねん」をオフィステーマとして掲げています。このテーマは、関西オフィスの全員でオフサイトミーティングを実施して決めたものです。「一点突破」でこだわり抜いた先に、乗り越えるべき壁が次々と見えてくる。その壁を乗り越えてセールスとしての介在価値を高めていくためにも、現状に満足することなく、お客様に対しても自分に対してもさらに一歩踏み出すことが大切だよね、という前提のもと、そのために全員で「やったらええねん」というスタンスで頑張ろう、という想いがこの言葉に込められています。

例えば、お客様から、「欠員が出たので代わりに新しい人を採用したいです。」というお声がけをいただいたとして、お願いされたことにそのまま応えるための採用を支援するのではなく、一度立ち止まって、「その方は、組織の中でどのような役割を担っていたのか?」「なぜ退職してしまったのか?」というような、本質的な課題にリーチするための問いをお客様に投げかけられるかによって、その後のお客様とのコミュニケーション、引いては、提供価値が大きく変わっていきます。

私たちは、いろいろなお客様を担当させていただいているからこそ、未来の視点から今後起こり得るパターンを提示し、中長期を踏まえた組織運営や事業成長のための提案をする必要があります。そのためにも、一社一社のお客様の理解をこれまで以上に深め、同時に、自身の個の力を磨いていく。そして、一人ひとりがプロフェッショナルとしての提案を重ねていくことによって、お客様から今まで以上に大きなご期待をいただくことができるようになります。

このように、一社一社のお客様への一つひとつの提案に徹底的にこだわり抜くことができるかどうか、「やったらええねん」のスタンスで今までよりもさらに一歩踏み込めるかどうかによって、今後の関西オフィスがどれだけ成長していけるかが決まると思っています。

──7つのプロフェッショナリズム(株式会社ビズリーチの社員一人ひとりのプロフェッショナルとしての心得)の中に、「期待をこえる」という言葉がありますが、まさに関西オフィスの「やったらええねん」の話と通じるものがあると思いました。

そうですね。「やったらええねん」のスタンスで、お客様の期待を超え、また、自身の壁を越え続けることで、お客様からの信頼を継続的に深めていくことができますし、単なるベンダーではなく、真の採用・人事のパートナーとして認めていただくことができます。そして、そのような血の通ったコミュニケーションを関西のお客様と重ねていくことこそが、僕たち関西オフィスが存在する意義だと思っています。



変化の中で生まれる新たな機会をチャンスと捉え、一つでも多くの打席に立ち続ける。

──約2年前の北野さんのインタビューでは、「本気でサービスを展開していくために、『関西拠点』ではなく『関西オフィス』をつくる。」、つまり、関西専任のマーケティング組織やコーポレート組織を含め、しっかりと地の利を活かせるようなオフィスをつくる、という話がありました。現在の関西オフィスのフェーズについて教えてください。

2月から、関西オフィスの中に新しくマーケティング組織を組成しました。やはり、関西オフィスのメンバーだからこそ実現可能となる地域に根差したマーケティング活動があるはずですし、関西のお客様の特徴を高い解像度で捉えている僕たち自身がマーケティング活動を担うことで、今まで以上に大きな可能性を形にすることができると思っています。

また、コーポレート組織の文脈で言えば、新しく組織開発グループが立ち上がり、関西オフィスにジョインした仲間に早期に活躍していただくためのオンボーディング施策の強化が進んでいます。

──その一方で、プロダクト開発に携わるメンバーをはじめ、渋谷オフィスをはじめとした他のオフィスの仲間たちと連携する機会も多いと思います。

そうですね。例えば、関西のお客様のお声をどのようにプロダクトに反映させていくか、という観点で言うと、例えば、大阪だと北と南、兵庫だと西と東でエリアごとの特徴が大きく異なり、また、一つの府県の中に様々な生活圏・通勤圏があります。将来的に、そうしたローカルにフィットした検索ができるようになると、関西におけるマッチングの精度が今まで以上に高まっていくはずです。

渋谷オフィスのプロダクト開発に携わる皆さんは、時に関西まで直接足を運んだりしながら、地域の特性の理解を深め、プロダクトを進化させ続けてくれています。そうした仲間たちの存在を、とてもありがたく、そして心強く思っています。

これは他の各オフィスにも共通する話かもしれないのですが、このように、それぞれの地域の特性を踏まえながらプロダクトが進化し続けていくことによって、株式会社ビズリーチが掲げる日本の「『キャリアインフラ』になる」というビジョンの実現に近付いていけるのだと思います。

──これから関西オフィスの新しい歴史をつくっていく上で、どのような方と一緒に働きたいと考えていますか?

関西オフィス自体も、マーケット自体も、これからも次々と変わり続けていく、という前提の上で、変化に対して強い組織をつくっていきたいという想いがあります。変化が起こる時にはたくさんの新しい機会が生まれてくるので、一緒に働く仲間には、そうした機会を前向きにチャンスとして捉えてもらいたいですし、世の中の変化やお客様の変化、一緒に働く周りの仲間たちの変化に適応できる方、そうした変化を楽しめる方であれば、関西オフィスの環境を存分に活かしてもらえるのではないかと思っています。

関西オフィスは100名近い規模の組織に成長しましたが、ここから、今まで以上に大きな変化を起こしていくつもりですし、これからジョインしていただく方には、第二の創業メンバーとしてそうした変化を牽引していただきたいです。

また、関西オフィスの皆さんには、そうした変化の日々の中で失敗を恐れずに打席に立ち続けてもらいたいですし、僕自身、オフィス長として、みんながバットをたくさん振れるような環境を大切に守り続けていくつもりです。


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この記事の執筆担当者

松本 侃士/Matsumoto Tsuyoshi
1991年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2014年、音楽メディア企業に新卒入社し、音楽雑誌・ウェブサイトの編集や、採用などを経験。2018年、株式会社ビズリーチへ編集者として入社。現在は、ビジョナル株式会社の社長室で、Visionalグループ全体の採用マーケティング施策を担当している。


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