お客様や目の前のコトに向き合いながら、自身の可能性を広げていく。新卒社員向けの全職種共通研修の模様をお伝えします。
こんにちは。株式会社ビズリーチ人財開発部の三重野です。
Visionalは、毎年、ビジネス職、プロダクト職(エンジニア/デザイナー)の新卒社員を迎えています。
今回は、2023年4月にVisionalへジョインした新卒社員向けの全職種共通研修についてご紹介します。
全職種共通研修の設計や意図について
Visionalの未来を担う新卒社員として、プロフェッショナルへと成長するための基礎づくりを目的とし、4月3日〜28日の約1ヶ月間にわたり全職種研修を実施しました。
新卒社員には、私たちが大切にしている文化や価値観を体現し伝播していくとともに、伝統を守るだけではなくVisionalの未来を創造していく存在に職種を問わずなってほしいと考えています。そのような期待のもとに、株式会社ビズリーチ代表取締役社長の酒井さんや、各事業を率いる事業部長、多くの先輩社員を含めた合計70名以上が研修に関わり、新卒社員の成長を支援しました。
具体的な内容としては、事業の理解や会社のルールの理解にとどまらず、下記の3つの要素を重視したコンテンツを実施しました。
また、研修期間中は各コンテンツを実施するだけではなく、事業の現場を率いる先輩社員がメンターを担当し、新卒社員の毎日の振り返り内容へフィードバックを行うことで学びを深めることを目指しました。
今回は、1ヶ月間の研修の中でも上記3点において特徴的なコンテンツをご紹介したいと思います。
コンテンツ紹介
1. お客様の理解
Visionalでは、「売上はお客様からの感謝と期待の総和である」という言葉がよく使われます。研修においても「お客様が私たちに期待することは何か」を実際の活動を通して体感し、お客様と向き合う基本的なスタンスを身に付けるコンテンツを用意しました。
お客様の課題に向き合う(=顧客志向)という私たちの仕事における大事な考え方を学んだ後、さらにお客様を理解することを目的として、実際のお声を伺う機会を設けました。ビズリーチが提供する各サービスを実際にご利用いただいている企業様に登壇いただき、導入に至る背景から実際の活用事例、プロダクトやセールス/カスタマーサクセスへの期待などを語っていただきました。
ビズリーチ事業のパートでは、浜松にある創業100年を超える株式会社ソミック石川の副社長の大倉様、グローバル人事部の三浦様から、事業の変革期における採用の重要性と、採用のパートナーとして伴走するビズリーチ事業部の担当者に期待するスタンスをお話しいただきました。
また、HRMOS事業のパートでは、総合商社の双日株式会社の福居様から、総合商社ならではの採用課題から、実際の「HRMOS」の活用方法といった採用の裏側に至るまでを仔細にお話しいただきました。
新卒社員からは「実際にサービスをご利用いただいているお客様のリアルな声を聞くことで、お客様が自分たちに何を求めているかを感じることができた」といった声や、「お客様の存在をこれまでよりも少し近くに感じることができた」といった声が聞かれました。
2. まちづくりワークショップ
本ワークショップでは、レゴブロックを用いた「まちづくり」を通して、チームでプロダクトを作る協働のプロセスを体験しました。まちの住民となる家族(顧客)の要望を受けてまちをつくる、という経験を通して、チームで開発することの難しさ、顧客の要望に応える難しさ、アウトカムの重要性を理解することがこのコンテンツの目的です。
研修では、まずチームに分かれて、家族(顧客)として家族設定やまちへの要望を話し合い、理想のまちの全体像を描きます。その上で、別チームの家族(顧客)が描いたまちの要望に応える開発チームという立場に移行します。プロダクト開発をまちづくりに置き換え、要望に応えるまちづくり計画→レゴブロックでのまちづくり→お披露目会→振り返りを繰り返し、開発プロセスを実践していきます。
お披露目会では、要望以上の凝った施設に拍手が沸き起こったり、計画通りに進められず屋根のない施設もあったりと、各チームごとに特徴のあるまちができあがり、非常に盛り上がる時間となりました。
新卒社員からは「顧客の要望を適切に把握し、期限内に完成させることの難しさを感じた。」「協働することの難しさを感じるとともに、協働することでアウトプットの最大化ができることを感じた。」などの声が多く聞かれました。
詳細は後日、「Visional Engineering Blog」「Visional Designer Blog」にも掲載予定となりますので、ご興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
3. 仕事・キャリア塾
「目の前の仕事を創意工夫する楽しさを知り、自身のキャリアの可能性を広げていってほしい」という想いから、1日かけて3つのコンテンツを実施しました。
グループワークでは、チームに分かれて「オフィス周辺のゴミ掃除をする」というテーマを設定し「何に対して」「どのような影響をもたらすために」「どのようなことを実施するのか」について意見交換を重ねました。
一見単純な仕事に対して意味付けをすることで、創意工夫をする楽しさを感じたり、モチベートされたりするといった変化を感じるとともに、ワークの中での行動を相互にフィードバックし合うことで、個人ワークで実施した自身の行動特性の理解をさらに深めました。
最後のパネルセッションでは、第一線で活躍する先輩社員や酒井さんが、どのようにキャリアを形成してきたのかをモチベーショングラフを用いながら伝えました。先輩社員たちがどのように仕事に向き合い、どのように自身の可能性を広げていったのかを通じて、この日のワークを通して学んだことをリアリティをもって再確認することができました。
新卒社員からは、「『夢中になる』だけでなく『夢中になろうとする』ことにも価値を置くべきだと学んだ。」「仕事の機会は会社と自分の信頼関係によって生まれるもので、仕事の機会を信頼によって増やしていくことが重要だと感じた。」などの声が聞かれました。
新卒社員の声
1ヶ月間の研修を終え、新卒社員からは、このような声をもらいました。
最後に
私自身、成長し続けている新卒社員たちと近くで過ごすことができ、研修を運営している自分自身も多くの刺激を受けることができました。これからのキャリアの中で、研修での学びが少しでも役に立ち、生き生きと働いている姿を見られることを楽しみにしています。
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