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知財を、もっと身近に。知的財産グループが発信する「知財NEWS」を紹介します。

今回は、Visionalグループの社内向けに発信されている社内報の一つである「知財NEWS」について紹介します。

「知財NEWS」は、2021年8月、Visionalグループの事業づくりにおける「知的財産(知財)」の重要性の高まりを受け、法務室の中に知的財産グループが組織化されて以降、同グループのメンバーが毎月発信している社内報です。

Visionalの社員に知財に興味を持ってもらうことを目的として制作されているもので、内容は、他社の事例紹介やVisionalが取得した特許の紹介、発明者へのインタビューなど多岐にわたります。

※知的財産グループの取り組みについては、ぜひ合わせてこちらの記事をご覧ください。


ここで、現時点の最新号である2023年1月号の内容を紹介します。

1月号では、年末にワールドカップが盛り上がった流れを受け、サッカーにまつわる特許や商標が紹介されました。各ページに、サッカーをきっかけとして知財に興味を持ってもらう&理解を深めてもらうための工夫がたくさん詰まっています。

※画像をクリックすると拡大表示されます。ぜひクリックしてご覧ください。(スマホの場合、ピンチアウトすることでさらに大きく拡大できます。)


今回、「知財NEWS」の発信を手がける岩崎克哉さん、米谷仁矩さんにメールインタビューを行いました。「知財NEWS」を発信し続けている理由や、一つひとつの発信に込めた想いについて聞きました。


プロフィール

岩崎 克哉/Iwazaki Katsuya
埼玉大学大学院卒業後、トヨタ自動車株式会社に入社し、一貫して知財業務に従事。主に特許戦略立案から権利活用まで特許業務全般に取り組む。2018年には仏国パリの知的財産事務所へ出向し、特許に限らず幅広い知財業務を経験。2019年には仏国ストラスブール大学にて知財マネイジメント修士課程を履修。2021年より株式会社ビズリーチに参画。現在は、ビジョナル株式会社 管理本部 法務室 知的財産グループのマネージャーを務める。

米谷 仁矩/Yoneya Masanori
北海道大学工学部卒業後、2010年に三菱重工業株式会社に入社し、さまざまな事業の知財戦略策定、国内外の特許・商標出願・権利化、模倣品対策、紛争対応、知財デューデリジェンスなどのM&A対応、海外グループ会社の知財業務支援などに幅広く従事。2012年に弁理士資格を取得。2017年に米国ジョージワシントン大学ロースクールに留学し、法学修士号(知財専攻)を取得。2022年8月、ビジョナル株式会社 管理本部 法務室 知的財産グループにジョイン。


──はじめに、「知財NEWS」を社内向けに定期的に発信している目的・背景について教えてください。
 
岩崎:知財グループの立ち上げと同時にスタートしたもので、「知財活動を認知・理解してもらい、文化として浸透させる」ために始めました。

組織を立ち上げた当時は、知財活動に関して社内認知度は高くなかったというのが正直なところです。「知財」と聞くと、小難しい、近寄り難い、自分にはあまり関係ないといったイメージを持つ仲間もいました。そこで「知財は身近にあるもの、事業と密接に関係している大切なもの」ということをまずは認知してもらいたいと思い、2021年8月から「知財NEWS」の発信を始めました。

我々が目指す「事業のための知財」を実現するためには、各事業部や他のコーポレート部門と知財グループが一枚岩になって事業づくりをすることが必要だと思っています。そのために、我々知財グループが事業部のことを深く理解することに加えて、事業部の皆さんが、知財について正しく理解することも必要だと思っています。その目標に向かって、まずは一人ひとりに知財について正しく知ってもらい、興味・理解を深めてもらうことを目指しています。

──編集する上で、もしくは、取り上げるテーマを選定する上で、こだわっていることや意識していることがあれば教えてください。

米谷:現状は、知財について「認知」してもらうフェーズです。ですので、テーマを選定するうえでは、皆さんの日常と紐づけて知財に触れてもらえるよう、その時に流行っているものと知財を絡めたり、社内の皆さんの知的好奇心をくすぐるようなテーマを選ぶようにしています。

例えば、1月号で取り上げた「サッカー×知財」も、一見、Visionalグループの事業とは関係が薄いように見えますが、各事例に潜んでいる知財戦略は、Visionalにおける知財戦略の参考にできる部分がいろいろあります。キャッチーなテーマを選びつつも、単なる豆知識の提供で終わらせず、皆さんの業務に役に立ち、事業の成長に繋がる教訓のようなものを盛り込むようにしています。一方的にこちらから伝えたい情報を発信するのではなく、皆さんが知りたい情報や知って良かったと思える情報を発信するよう心がけています。

編集では、専門用語はなるべく使わず、可能な限り噛み砕いて分かりやすい内容にすることに努めています。また、知財や法律の話は、無機質で堅くなりがちなので、紙面デザインをなるべく明るくポップにしています。

「知財NEWS」は、我々二人で、毎月、企画から調査、編集、発信までしており、テーマは毎回二人でディスカッションして決めています。なかなか良いテーマが思い付かず苦労する時もありますが、皆さんが知りたいことは何か、事業の役に立つ情報は何かを考えることは、「事業のための知財」を実現するためにも大事なことだと考えています。

──2022年10月号からは、社外の事例に加えて、Visionalが取得した特許の紹介も始まりました。その狙いについて教えてください。

米谷:それまでは、特許や商標の基本的な法律知識や世の中のおもしろい知財などを紹介していましたが、社内でも素晴らしい特許が続々と生まれてきました。そこで、グループ全体のロールモデルとなるような特許やその発明者にスポットライトを当て、そのナレッジを共有することで、そうした方たちの知財活動への姿勢をグループ内に伝播させていき、さらなる良い特許の創出を目指したいと思っています。

今後は、知財を「理解」してもらうフェーズと考えています。事業における知財の活用事例の紹介などを通じて、知財が事業を成長させるための大切なツールであることを理解してもらうことができればと思います。そのために、我々知財グループは、事業の成長に繋がる知財活動の事例を積み上げるとともに、「知財NEWS」の発信を行っていくことで、社員全員が、Visionalグループの事業の成長にとって知財が大切だと当たり前に認識・理解している状態を目指していきたいです。

──発信を続けていくなかで、社内からどのような反響がありましたか?

岩崎:「知財NEWS」をきっかけとして、知財に関する相談をいただくのはもちろんですが、「知財NEWS」で取り上げたテーマから発展して事業部向けの知財レクチャーの実施に繋がったこともあります。

このように、今まで関わりがなかった人も含めてたくさん質問をいただき、多くの人が知財に興味を持ってくれていることを実感するとともに、皆さんの学ぼう、変わろうという姿勢に我々も良い刺激を受けています。

初めてお会いした際に「『知財NEWS』見てます! いつも楽しみにしてます!」と言ってくれる方がけっこういて、しっかり読んでくれている人がいると、本当に嬉しい気持ちになるとともに「事業づくりは、仲間づくり」に繋がっていると実感します。

──最後に、「知財NEWS」の読者である社内の皆さんへメッセージをお願いします。

岩崎:いつも「知財NEWS」をお読みいただき本当にありがとうございます。2021年8月の知財グループの発足に合わせて始めた「知財NEWS」ですが、皆さんからの温かい反応に支えられて、これまで途切れることなく発信を続けることができています。

米谷:これからは今まで以上に、皆さんの知的好奇心をくすぐる、事業にとって有益な情報を発信していきますので、知財を、そして知財グループをより身近に感じていただければと思います! そして、 もっと相談しやすい、事業に寄り添う知財グループになれればと思っています。今後とも、知財活動へのご理解・ご協力よろしくお願いします!


この記事の執筆担当者

松本 侃士/Matsumoto Tsuyoshi
1991年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2014年、音楽メディア企業に新卒入社し、音楽雑誌・ウェブサイトの編集や、採用などを経験。2018年、株式会社ビズリーチへ編集者として入社。現在は、ビジョナル株式会社の社長室で、Visionalグループ全体の採用マーケティング施策を担当している。


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