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みんなを、となりに。仲間たちの人となりを伝える社内プロジェクト「となりーち」について紹介します。

この記事では、株式会社ビズリーチの社内プロジェクト「となりーち」について紹介します。

「となりーち」は、仲間たちの人となりを伝えることを目的として、有志のプロジェクトメンバーが株式会社ビズリーチの社員にインタビューを行い、その内容を記事化していくプロジェクトです。記事は、社内Slackのコミュニケーションチャンネル、または、Webの社内報で公開されます。(株式会社ビズリーチ以外のVisionalグループの社員も読むことができます。)

2021年4月に現体制で運営を始め、現時点で計75本の記事が社内で公開されています。また、今年5月には、その時点における最新号(63号)までの記事を集めた冊子が制作され、社内に配布されました。

今回、プロジェクトメンバーの嶌田紗英さん、丸田悠生さん、深代菜々子さんにインタビューを行い、このプロジェクトにジョインしたきっかけや、日々の活動に込める想い、今後の展望について語ってもらいました。


プロフィール

嶌田 紗英/Shimada Sae
京都大学大学院医学研究科卒。2019年に新卒として株式会社ビズリーチに入社。2年間、「ビズリーチ」の新規開拓営業を経験した後、求職者向けのマーケティング部門に異動。以降、会員集客に向けた広告運用や新規手法の開拓、会員向けのコミュニケーションを担当。

丸田 悠生/Maruta Yuki
国際基督教大学(ICU)卒。2020年に新卒として株式会社ビズリーチに入社。九州エリアにおける「ビズリーチ」の新規開拓営業を経験した後、未契約企業向けのマーケティング部門に異動し、Web広告運用に従事。その後、既契約企業向けのマーケティング部門に異動し、顧客とのテックタッチコミュニケーションを推進。「となりーち」の他、社内のDEI推進コミュニティ「虹リーチ」の運営も担当。

深代 菜々子/Fukashiro Nanako
昭和女子大学卒。2020年に新卒として株式会社ビズリーチに入社。ビズリーチ事業部にて東日本エリアのインサイドセールスを経験した後、中小〜準大手企業様のカスタマーサクセスを経験。2022年に企画統括部へ異動して同事業部の組織開発に携わった後、現在は人事部にて株式会社ビズリーチの組織開発に従事。主に、全社表彰イベント「BIZREACH AWARDS」や全社朝会、社内のコミュニケーション活性化施策などの企画運営を担当。


左から、
嶌田紗英さん  深代菜々子さん  丸田悠生さん


一人ひとりへの取材を通して浮かび上がる仲間の価値観&共通する想い。

──はじめに、「となりーち」の概要、これまでの歴史について教えてください。

嶌田紗英さん

嶌田:「となりーち」は、ともに働く仲間の人となりを伝えることを目的に、2018年新卒の有志の皆さんの手によって2018年にスタートしました。その後、一度お休みになったのですが、2021年4月に、当時私が携わっていた「ミールス」というビズリーチ事業部内の関係性強化のプロジェクトの一環として復刊しました。

徐々に運営メンバーが増えてきていて、現在は、この3人と、ライターの坂井さん、デザイン担当者の寺内さん、ディレクターの楮山さんという体制で運営しています。復刊してからしばらくは月1ペースでの刊行を続けていたのですが、2022年3月から月2ペースに移行して、現在、75号まで続いています。その他にも、周年記念号などの特別企画の発行もしてきました。ちょうど、この11月にも特別企画を発信予定です。

また、その過程で、インタビューの対象も広げてきました。もともと、ビズリーチ事業部内の関係性強化の施策として始まったこともあり、はじめはビズリーチ事業部に所属している社員のみにインタビューをしていたのですが、2024年2月から、HRMOS事業部や新卒事業部の皆さん、また、コーポレート組織の皆さんなど、株式会社ビズリーチに所属する社員の皆さんを対象としてインタビュー記事を作っています。

──丸田さん、深代さんは、どのような理由やきっかけで運営にジョインしたのでしょうか?

丸田悠生さん

丸田:僕は、新卒入社して最初に配属された福岡オフィスにおける経験が大きかったです。その年、初期配属で福岡オフィスに配属されたのが同期の中で僕一人だけで、先輩方と年齢が離れていたため少し距離感を感じていて、また、なかなか仕事で成果を出すこともできず、一人で塞ぎ込んでしまっていた時期がありました。そうした中で、当時の先輩たちが1on1やご飯に誘ってくださったお陰で、先輩たちの等身大の人となりを知ることができ、みんな自分と同じ人間なんだって思えたんです。そうしたら少しだけ肩の荷が下りて、楽しく働けるようになって。

そういったタイミングで「となりーち」の運営にお声がけいただいたので、もともと好きだったライティングも活かして、当時の自分のように孤独感を抱いている人に前向きになってもらうきっかけを作っていきたいと思い、ジョインすることを決めました。

深代菜々子さん

深代:私は、社内の方と1on1で話していた時に、文章を書くことが好きという話をしたら、「となりーち」のディレクターの楮山さんを紹介してもらったことがきっかけでした。記事のライティングに興味がありましたし、一人ひとりの社員の個性や価値観に触れることができる「となりーち」の活動に前々から共感していたので、もともとライター経験があったわけではなかったのですが思い切ってチャレンジしました。

──インタビューをする際に大切にしていること、意識していることなどがあれば教えてください。

丸田:約1時間のインタビューを通して、幼少期から現在に至るまでの歩みを聞いていくのですが、ただその時々のエピソードを単体で聞いていくのではなくて、一つひとつのお話の繋がりを意識しています。なぜなら、その繋がりにこそ、その方の個性や価値観が色濃く浮かび上がると思うからです。

「こういう経験があったから、こういう価値観が育まれたんだな。」「こういう価値観があるから、こういう経験に繋がったんだな。」ということを、脚色にならない範囲で浮き彫りにして伝えていくことで、読者の方に、インタビュイーの方の人となりがより深く伝わるのではないかと思っています。

──もし、これまで計75本の記事を作る中で見えてきた共通点や一貫性などがあれば教えてください。

深代:ビズリーチの仲間やカルチャーに対して思うことについて、多くの人が共通することを語っているのがとても印象的で、一言で言うと、人の良さみたいなことなのですが、「仲間のために惜しみなく時間を使ってくれる人が多い。」「それぞれの価値観を尊重し、興味関心を持って接してくれる人が多い。」というようなお話がよく出ますね。

それこそ、社内に根付いている1on1文化には、他の会社から転職されてきた方は驚くことが多くて、「となりーち」の取材でたくさんの社員からお話を聞くことを通して、そういったビズリーチらしさが改めて浮き彫りになってきたように感じます。

嶌田:これは共通点でありながら一人ひとりの違いの話でもあるのですが、「となりーち」の取材を通して、この会社には、自分の価値観をしっかりと持っている方がとても多いと改めて感じました。一人ひとりに、その人らしいカラーやその人だけの物語があって、そういう人たちと一緒の会社・組織で働けていることはとても素敵なことだなと思います。


一人でも多くの仲間のことを知ってもらい、繋がってもらうために。

──2024年には、63号までの記事を集めた冊子が作られましたね。

丸田:冊子化に当たって、これまでの記事を改めて読み返したのですが、一人ひとりの人生がとても尊いなと改めて感じて、けっこう恥ずかしいんですけど、途中から涙が溢れてきてしまって。こういった感情を、一人でも多くの仲間と共有し合えたら嬉しいです。

嶌田:ディスプレイ上で見るのと、手元の紙で見るのとでは、温かみのようなものが違って感じられると思うので、冊子化をきっかけに改めて読み返してもらえていると嬉しいです。

──実際に、冊子が社内に配られたことで、改めて「となりーち」の過去の記事を読み返した人も多かったと思います。

丸田:ありがとうございます。南(壮一郎)さん(Visional代表)は、キックオフなどの様々な場面で仲間の大切さを語ることが多いのですが、個人的にとても共感していて。今、せっかく同じ組織で働くことができているのだから、皆さんには、できるだけ多くの仲間と繋がり、居場所を感じてもらいたいと願っているんです。「となりーち」をきっかけに、普段から仲間のことをもっと知ろうと思ってもらえたら嬉しいですね。

──最後に、今後の活動についての想いを教えてください。

嶌田:これからも変わらずに、ビズリーチの仲間たちの人となりを紹介し続けていきたいなと思います。100号を目指すという目標は一つあるのですが、ただ、たとえ1000号まで続いたとしても社員の方全員を紹介することはできないんですよね。そうは言いつつも、一人でも多くの社員のことを皆さんに知ってもらえるように、引き続き「となりーち」の活動を続けていきたいと思います。

深代:記事に出ていただいた方から、社内で「記事を読みました!」と声をかけてもらうことがあるというお話をよく聞くのですが、そういった形で記事を通して今まで以上に社員同士の繋がりやコミュニケーションが生まれていくような仕掛けづくりにも挑戦したいと思っています。

丸田:あくまで人となりを伝えるという目的さえブラさなければ、そのための手段は記事でなくてもいいと思っていて、例えば、ウェビナーの公開インタビューなども今後の選択肢として考えられるかもしれません。読者の期待を超えるためにチャレンジをしていきたいですし、さらに、運営が入れ替わってもプロジェクトが発展し続けるのが理想なので、仲間づくり・仕組みづくりにも力を入れていきたいです。


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この記事の執筆担当者

伊藤 友里/Ito Yuri
大学卒業後、大手アパレルメーカーに新卒入社。その後、JASDAQ上場の不動産会社、外資系IT企業の広報を担当。東日本大震災後、総合マーケティングコンサルティング会社にて、企業PR・ブランディングのコンサルタントを務め、2020年、株式会社ビズリーチへ入社。現在は、Visional広報として、メディア運営、インターナルコミュニケーション、リスク・クライシスコミュニケーションの業務に従事している。


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