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一人ひとりがプロフェッショナリズムを持ちながら、チームで成果を出す。2024年新卒社員向けの職種共通研修の模様をお伝えします。

こんにちは。株式会社ビズリーチ・人材開発グループです。

Visionalでは毎年、ビジネス職・プロダクト職(エンジニア・デザイナー)の新卒社員を迎えており、入社した最初のタイミングで職種共通研修を実施しています。

本年度は、研修期間中にビジネスパーソンとして圧倒的な成長を遂げることを目指し、「経験学習サイクルを通した主体的成長とコミットメント力の獲得」をコンセプトに研修内容を設計しました。

この記事では、2024年4月に仲間に加わった新卒入社者の職種共通研修について、その裏側にある想いと合わせてお伝えします。


職種共通研修の目的と設計の意図

本年度は、2024年4月1日から5月31日までの2ヶ月間にわたり職種共通研修を実施しました。

私たちは、新卒社員には、将来的に事業づくりや組織づくりを牽引する人材になってほしいと考えています。社内の繋がりを活用し、深い関係性で結ばれている仲間同士で力を合わせながら、大小様々な課題の解決をリードしていく姿をイメージしています。

そのため、入社直後の職種共通研修では、社会人としての仕事の進め方・考え方を身に付け、行動できるようになることを目的とし、6月以降に各事業部・本部に配属された後、プロフェッショナリズムを持って仕事に取り組み、早期に一人前になるための土台をつくることを目指しました。

そういった背景を踏まえ、本年度の研修には以下の要素を取り入れました。

  • 新卒社員を少人数のグループに分け、専属の先輩社員による毎日のフォローを行う。

  • 経験学習サイクルを回すために、様々なアウトプットをする。

  • チームでイベントを0から企画し、実行まで行う。

ここからは、上記で挙げた今年度の研修の特徴的なポイントについて詳しくご紹介します。


本年度の研修のポイント

・新卒社員を少人数のグループに分け、専属の先輩社員による毎日のフォローを行う。

2ヶ月にわたる研修の中で、一人ひとりが研修に当事者意識を持って参加することが難しくなっていく場面が出てきてしまう可能性があると考えました。新卒社員一人ひとりに、研修を自分ごととして捉え学びを深めてもらうためには、少人数で実施する研修も必要だと考え、全体研修以外のコンテンツは、新卒社員を4グループに分けた上で実施しました。

各グループには、事業の現場を率いる先輩社員にマネージャー・リーダーとして入ってもらいました。マネージャー・リーダーの皆さんには、日々の生活の中で「プロフェッショナルを目指すために、どのように行動すべきか」「成果を出すためにどのように考えるのか」などを毎日フィードバックしてもらいました。2名体制で新卒社員をフォローすることで、学生から社会人への変革のための手厚いフィードバックを行うことを目的としました。

・経験学習サイクルを回すために、様々なアウトプットをする。

経験学習サイクルを回す機会を増やすべく、様々なアウトプットを新卒社員の皆さんに行ってもらいました。

  • 職種共通研修期間中の目標設定

  • 振り返り(日報・週報・月報)

  • テスト&レポート

  • 成果発表

この研修期間をより良いものにするために、まずはじめに、株式会社ビズリーチの社員一人ひとりが大切にすべき心得として2023年に制定した「7つのプロフェッショナリズム」を題材として、目標設定を行いました。週報・月報の時間では、自分が立てた目標に対する達成度の振り返りだけではなく、各グループのマネージャー・リーダーからのフィードバックをもとに、目標達成に対して順調な場合は何が良かったのか、進捗が思わしくない場合は達成するためにどのように行動を変えるべきなのかについて振り返りながら、自身の学びを深めていきました。

研修期間の最後には、成果発表として、自分自身が何を学び、何を達成し、この経験を今後にどう活かしていきたいのかをまとめ、グループ内で発表し合いました。その後、各グループから代表者2名を選び、同期全員と酒井さん(株式会社ビズリーチ 代表取締役社長)の前で発表し、最後には酒井さんから直接フィードバックをもらいました。また、酒井さんから、新卒社員への期待を伝える場も設けました。

酒井さんからのメッセージ

・チームでイベントを0から企画し、実行まで行う。

お客様に価値を届けるまでの一連の経験や、チームで一つのことを成し遂げる経験を重ねてもらうために、2026年卒業予定の学生の方向けに、就活の早期タイミングでキャリアを考えるきっかけとなるようなイベントの企画・実行をグループごとに行ってもらいました。インプット過多となりがちな研修期間において、結果に責任を持つところまでを経験することで、プロフェッショナルとして仕事をする感覚を得てほしい、という狙いがありました。

グループごとにコンペを行った上で企画を決めた後、それを実行するためにグループ一丸となってイベントを作り上げていきました。ただ単にイベントを企画・実行するのではなく、イベントを通じて達成したい目標を定性・定量で定め、学生の方にとって価値あるイベントとなるよう試行錯誤しながら準備を進めました。

他の研修コンテンツと同時進行で進めていたため、バランスを取ることに苦労することもありましたが、どのグループも、最後の最後まで良いイベントになるよう考え抜き、イベントが終わった際には達成感に満ちた良い笑顔で溢れていました。


研修を終えた新卒社員の声

まず、社会人としての仕事の進め方・考え方を身に付ける。また、お客様は何を求めているのか、そのために自分(たち)は何ができるのかについて、自分一人だけではなく仲間とともに考え抜き、実行する。そうした今後プロフェッショナルを目指す上での大切な経験を、この2ヶ月間の研修を通してたくさん積んでもらうことができたと思っています。

また、そうした経験を積み重ねてきたことで、各事業部・本部へ配属された後、プロフェッショナリズムを持って仕事に取り組むための土台ができたのではないかと感じています。

新卒社員からは以下のような学びが得られた、と成果発表の場で聞くことができました。

・本当にやりたいことをやるためには、今やるべきことをやって信用を積み重ねることが大事。「自分がやりたいこと」ではなく、「相手が求めていることは何だろう」と考えるようになった。

・自己改善をするためには毎日継続して実施することが重要である(向き合い方に限界を定めない)。その結果、自分のことを信頼してもらえるようになり、周りに頼られるようになる。

・自分主体でどう成果を出すかという視点から、チームで成果を出すためにどうすればよいかという思考をするようになった。チームで成果を上げるために、チームの中で自分はどう行動すればよいかという視点が生まれた。

・アウトプットの質を高めることができた。マネージャー、リーダーからの日々のフィードバックを通して、「なぜそう思ったのか」「本当にそうなのか」を意識して考えることが常にできるようになった。


最後に

学生から社会人へと環境が変わったばかりの2ヶ月間、大量のインプット、アウトプットにめげることなく、日々成長し続ける新卒社員たちの姿はとても頼もしかったです。新卒社員に伴走し、日々細かなフィードバックを担当し続けてくれたマネージャー・リーダーの存在もとても大きいものでした。

この研修での経験をこれからの土台とした上で、日々の業務の中で学び、より成長し続け、将来的に事業や組織を牽引する存在になることを楽しみにしています。


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